死刑制度の重み 

金田法相の死刑執行命令を下した理由が、どうもしっくりこない。残忍な事案だったではなく、徹底して冤罪の可能性は排除できたというならまだ理解できないことはない(可能性をゼロにすることは不可能なのだが・・・)。社会心理学者の小坂井敏晶氏によれば、米国での刑法犯の冤罪は1.3%に上るという。起訴された刑法犯の99.9%が有罪となる日本ではさらに冤罪率は高まる可能性がある。死刑制度は、死刑執行の実務を担う刑務官に、尋常ならざるストレスを与え続けている。死刑囚と長い時間をかけてこころを開き合う関係になる刑務官。しかし、刑務官は、むごたらしい絞首刑に死刑囚を処する実務を負うことになる。その精神的な負担は、尋常なものではない。犯罪を償わせるために、人を殺す死刑という制度の重みを、金田法相は感じていないように思える。

以下、引用~~~

2人の死刑執行、金田法相「極めて残忍な事案」

2017年07月13日 15時15分 TBS

 金田法務大臣は、13日、死刑囚2人が刑を執行されたことについて会見し、「いずれも極めて残忍な事案で慎重に審議し、死刑の執行を命令した」と述べました。1人は再審請求中だったとみられます。

 死刑が執行されたのは大阪拘置所の西川正勝死刑囚(61)と、広島拘置所の住田紘一死刑囚(34)の2人です。関係者によりますと、西川死刑囚は再審請求中で、請求中の死刑執行は99年12月以来ということです。

 「いずれの事件もまことに身勝手な理由から、被害者の尊い人命を奪うなどした極めて残忍な事案。慎重な検討を加えたうえで死刑の執行を命令したしだい」(金田勝年 法相)

 金田大臣は13日に執行した2人が再審請求中かどうかは「答えを控える」とした一方で、一般論として「再審請求を繰り返す限り執行がなされないということになりかねない。やむを得ない場合もある」との考えを明らかにしました。(13日14:37)

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/5092-aff4c901