もとはと言えば自衛隊「駆けつけ警護」の問題 

稲田防衛大臣が、またやった。

南スーダンPKOに関して、これだけのことをやった。

PKO日報を隠蔽。
その事実を公表しなかった。
議会で、自らは報告を受けていないと虚偽答弁した。
特別監察まで行い隠蔽の上塗りをした。


自衛隊の文民統制が綻んでいる。その綻びに自ら関与した。綻びを隠蔽し、それについて虚偽の国会答弁を行った、という何重にもわたる犯罪行為だ。PKO日報の隠蔽を知らされていなかったのだとしたら、制服組の暴走と、それを何も統制できぬ大臣ということになる。

元はと言えば、「駆けつけ警護」という珍妙な呼称の内戦への関与を南スーダンで行わせることを目的に、自衛隊を同地に派遣したことが問題だったわけだ。南スーダンに何故武力での関与をしなければならなかったのか。大きな問題であった、南スーダンへの武器輸出を禁じる国会決議に何故賛成しなかったのか。

安保法制が目指すものが、海外での自衛隊による戦闘への参加であることが明白になった。それを、稲田防衛大臣は、稚拙なやり方で隠そうとしたのだろう。安倍首相の責任も重い。

以下、毎日新聞から引用~~~

稲田防衛相

PKO日報隠蔽了承 国会で虚偽説明
毎日新聞2017年7月19日 02時00分(最終更新 7月19日 02時00分)

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を廃棄したとしながら陸上自衛隊が保管していた問題で、稲田朋美防衛相が2月に行われた防衛省最高幹部による緊急会議で、保管の事実を非公表とするとの方針を幹部から伝えられ、了承していたことが分かった。複数の政府関係者が18日、明らかにした。防衛省・自衛隊の組織的隠蔽(いんぺい)を容認した形になる。

 稲田氏はその後の国会で、一連の経緯の報告を受けていないとし「改めるべき隠蔽体質があれば私の責任で改善していきたい」と答弁。国会でも虚偽の説明をしたことになり、防衛相辞任を求める声が強まり、安倍晋三首相も任命責任を問われるのは確実だ。

 稲田氏は18日、当該の会議で非公表の方針を了承したかどうかの事実関係について、共同通信の取材に「ご指摘のような事実はありません」と書面で回答した。

 複数の関係者によると、緊急会議は2月15日、防衛省で開かれた。稲田氏や事務方トップの黒江哲郎事務次官、豊田硬官房長、岡部俊哉陸上幕僚長、湯浅悟郎陸幕副長らが出席。情報公開請求に「廃棄済み」とした日報が陸自に電子データで残されていたことについて、事実関係を公表するか対応を協議した。

 陸自は1月17日、岡部幕僚長に保管されていたことを報告し公表の準備を始めたが、会議では、陸自のデータは隊員個人が収集したもので公文書に当たらないなどとした上で、「事実を公表する必要はない」との方針を決定。稲田氏は異議を唱えず、了承したという。

 3月に入り、報道によって陸自に日報が保管されていた事実が明るみに出た。稲田氏は同月16日の衆院安全保障委員会で、民進党議員から一連の隠蔽行為の報告を受けていないのか問われ「報告はされなかったということだ」と否定した。

 日報を巡っては、情報公開請求を不開示とした後、昨年12月に統合幕僚監部で発見。その後、陸自でも見つかったが、1月27日に統幕の背広組の防衛官僚が、報告に来た陸自の担当者に「今更陸自にあったとは言えない」と伝達。2月にデータは消去された。防衛省は2月6日、統幕で見つかった事実を公表し翌7日、一部を黒塗りで公開。陸自での保管の経緯は防衛相直轄の防衛監察本部が特別防衛監察を実施中で、近く結果を公表する見通しだ。

 【ことば】南スーダンPKO日報問題

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)に、政府は2012年1月~17年5月、陸上自衛隊の部隊を派遣。首都ジュバで大規模戦闘が起きた昨年7月に現地部隊が作成した日報の情報公開請求を、防衛省は昨年10月に受理した。同12月2日に「陸自は廃棄済み」として不開示決定したが、12月26日に同省統合幕僚監部に電子データで保管されていたことが判明、今年2月に公開した。3月には陸自内部にも残っていたことが発覚。日報の「戦闘」との表現を巡って「武力衝突」としてきた政府見解との落差が国会で議論になった。(共同)

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/5113-27f14709