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社保庁からの便り(1) 

厚生労働省社会保険庁から、「あなたの年金記録をもう一度チェックさせて下さい」というタイトルの文書が、厚生年金の領収書類と共に郵送されてきた。

詳細に検討してから、批評してみたいと思っていたが、マスコミは、似非豚肉報道や参議院選挙日程等の話題で持ちきり、年金問題をあまり報道していないようだし、(私がマスコミの代わりを出来るなんて自惚れては毛頭ないが)ここで年金問題を少し扱い、我々の意識から年金問題が消えるのを僅かでも防ぎたい。私も素人ゆえ間違い等あるかと思うので、適宜指摘されたい。5月31日に、国会で、民主党長妻議員が、柳沢厚生労働大臣罷免決議提案理由として述べた内容を主に参考にした。

さて、逐次コメントをしよう。【】内が、文書の文章の引用。

【○この度の年金記録をめぐる問題については、大変ご心配をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。】

心配をかけただけなのか。心配させたが、やってきたことには反省することがないのか。詫びる前に、何が起きたのか、何が悪かったのかを明らかにすべきだろう。

【○基礎年金番号にまだ統合されていない年金記録も、大切に保管しています。】

これは、正確ではないだろう。コンピューター入力されたデータは、宙に浮いている5000万件を含めて、確かに保存されている。しかし、入力されていないデータもある、誤って入力されたデータもある、ということだ。昨年8月から今年3月まで、社保庁に問い合わせた200万人の内、2万人が、データがないと門前払いを食らわせられている。年金に関わるデータが、すべて大切に保管されているとは、とても言えない、

【平成9年の基礎年金番号の導入以前には、転職や転居等により、お一人が複数の年金番号を持つ場合も生じていましたが、一人一番号の基礎年金番号を用いて、年金記録の確認を簡易・迅速に行なえるようになりました。】

現在、保管されているコンピューター上のデータは、3億弱らしい。その内、5000万件が、宙に浮いている。年金記録の確認を簡易・迅速に行なえるなどとは到底言えない。実際のところ、各社会保険事務所での確認作業は、数時間待ちなどということはざらのようだ。

基礎年金場号の導入時に、きちんとそれまでの番号をつきあわせて、番号を統一しなかった事実を、明確に記すべきだ。

実のところ、私は、この一見朴訥な作業は、意図的に行なわれたのではないかと疑っている。年金受給者の国保料等の源泉徴収では、常に多めに徴集されていて、それがそのまま国庫または取り扱い官庁に収まっており、推計では100億を超えるのではないかと、きっこのブログに記されていた。国、社保庁、どのレベルかは分からないが、一種のピンハネをしていたのではないか。年金という一種のブラックボックスで、知らしむべからず、よらしむべしの精神で、そのピンハネをごまかし通せると考えていたのではないのか。

政治家にとっても、年金は、利権の巣窟になっているらしい。彼等が、年金の積み立て方式への変更や、完全一元化、透明化に消極的なのは、ただ単にこの問題に関して怠惰である、ということではなさそうだ。

上記の私の推測が当たっていないとすると、問題は行政事務の恐るべき怠慢、無責任さだ。我々が、行政に関係する事務手続き(医療でいえば、診療報酬請求など)を行なうときには、正確さが徹底して求められる。意図せぬものであっても、少しでも間違いを犯すと、我々には経済的なペナルティが課されるのを常としている。訂正をする機会は与えられない。それに比べると、何といい加減な行政事務なのだろう。それをチェックするシステムが機能しない。何と驚くべき組織・機構なのだろうか。

長くなるので、また機会を改めて、別のエントリーにしよう。

この文書の最後に【お客様からのお問い合わせには真摯に対応します】と記されているが、お客様という言葉に苦笑してしまった。まだ、社保庁は民営化されていないし、公的機関としてまずは徹底的に追及されなければならないのだ。ここで急にお客様扱いされても、蕁麻疹が出そう・・・。

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