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Sicko 

マイケル ムーア監督の新作が、読売新聞で紹介されている。

日本の財界、政府、官僚は、医療システムをアメリカ型にしようとしている。多くの国民にとって、医療は直接関係ないように思える社会システムなのだろう。しかし、人は必ず老い、病を得る。関心を持って頂きたいものだ。年金問題でも分かるとおり、官僚・政治家に任せておけば安心とは、とても言えない。

米国系の保険資本が、盛んにテレビでCMを流している。それは、アメリカ型の医療システムが実現することを先取りして、大金を叩いているだけのことだ。

この映画が、その助けになるかもしれない。

以下、引用~~~

米医療保険制度を痛烈批判、ムーア監督の新作が評判上々 
【ロサンゼルス=飯田達人】米ブッシュ政権を痛烈に批判した「華氏911」などで知られるマイケル・ムーア監督の新作ドキュメンタリー映画「シッコ」が、29日の全米公開を前に早くも物議を醸している。

 監督が今回標的にしたのは米国の医療保険制度。欠陥制度の実態をあぶり出した作品の評判は上々で、連日のように米メディアをにぎわせている。

 「我が国の医療保険制度は破たんしている。あなたたちが議会の首根っこを押さえているからだ」。20日に首都ワシントンで開いた試写会で、ムーア監督は製薬会社や保険会社のために動くロビイストに対し、声を張り上げた。

 監督は、ロビイスト900人の氏名を地元紙に掲載し、彼らを試写会に招待。しかし、内容が内容だけに、実際に集まったロビイストは十数人だけだった。

 シッコ(sicko)とは「病人」などを意味する俗語。題名は、現制度やそれを擁護する人たちをからかう意味で付けられた。

 映画は実際、制度の欠陥を実例を挙げて提示。交通事故で意識不明になった女性が、「事故を通報しなかった」という理由で保険金をもらえなかったり、中指の先を電動のこぎりで切断した保険未加入の男性が、「手術代は6万ドル(約720万円)だ」と聞いて手術をあきらめたり……。

 カナダ、英国などの現状も対比させつつ、監督は最後に、米同時テロで呼吸器障害などを起こした救急隊員らをキューバに連れて行き、米国では不可能だった手厚い治療を受けさせる。

 米国には日本のような国民皆保険制度がなく、国民の16%(2005年)が保険に未加入。民間の保険に加入しても適用除外条件が多く、法外な医療費を請求される例も多い。制度改革を求める声は強く、大統領選の争点ともなっている。

 2004年公開の「華氏911」は「反ブッシュに偏り過ぎ」との批判も強かったが、今回の作品について米メディアからは、「名もなき米国人たちの被害を淡々と示した」「ムーア監督作の中では最も信頼できる重要な作品」など、好意的な評価が相次いでいる。

 一方、やり玉に挙がった保険業界は、沈黙を守っている。ブッシュ政権からも反応は出ていないが、ムーア監督が無許可でキューバに渡ったことについて財務省が捜査を始め、新たな波紋を呼んでいる。監督側は、「捜査は嫌がらせだ」と猛反発し、米政府に没収されないようフィルムの一部をカナダに保管するなどの対抗措置を取った。

 日本公開は8月の予定。

(2007年6月23日0時44分 読売新聞)



コメント

是非

日本在住のみなさんにも見て欲しい映画だと思います。

#が、ムーア監督の映画は、日本では「対岸の火事」扱いされる事が多いですね(苦笑)。今回の映画で描かれている米国の現状が「未来の日本」の姿であると言う事が、果たして理解されるかどうかが少し心配です。

この映画をご覧になったのですか。あちらの医療保険の情報はネットなどでも流れてきますし、無線の交信でも良く話題になります。米国型にしてはいけないというのが私の確信なのですが、どうもそちらの方向になし崩し的に行きそうな気配ですね。機会があったら、Sickoを私も観てみたいと思っています。

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