原発再稼働への動き  

原子力規制委員会は、柏崎刈羽原発の安全審査で合格としたらしい。規制委員会の田中委員長が退任する直前の決定だ。最近、田中委員長が東電に対して厳しい物言いをしていたと思ったら、どんでん返しのこの決定だ。田中氏と、原子力規制委員会は、結局原発を推進する勢力の代弁者だったのか。彼と原子力規制委員会の責任は重い。

たとえ原発を再稼働するとしても、検討し結論を見出すべき問題が三つある。

〇福島第一原発の事故の原因を究明すること。地震・津波何れかが主要な原因であったのか分かっていない。原発安全神話に基づき、安全対策が採られてこなかった。人災の側面もある。こうした問題の総括が行われていない。それは、「次の」原発事故への適切な対処方法が定まっていないことを意味する。

〇付近の住民の退避方法が検討されていない。少なくとも、原子力規制委員会は、それを検討課題とはしていない。地方自治体に丸投げで、高齢者、患者等は見捨てられる可能性が高い。

〇「次の」原発事故時に、「誰が」放射能被曝を覚悟して、事故終息にあたるのかが決まっていない。電力会社社員、自衛隊員等に、生命をかけて事故への対処をすることを要求できるのか。

あのフランスでさえ、オランド大統領のもとで、原発全廃を決めた。世界の趨勢は、原発からの脱却だ。わが国は、それに逆行している。

もう一度原発事故を経験しないと、我が国は脱原発へ舵を切れないのだろうか。

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