規制により壊されるわが国のアマチュア無線 

昨日夕方、14メガがヨーロッパに開いている様だったので、ビームをロングパス向けにして、CQを叩いた。ロシアが二局、その後VK4BGR、 Georgeから呼ばれた。

驚くべきことに、彼はシンガポール行きのフライトを待ち、羽田のラウンジでビール片手にオペレートしているとのこと。リモートコントロールである。40W程度の出力に、トップが12mしかないインヴァーテッドV。よく来ている。確かに、グレイラインをまたく前後で、VK/ZLには安定した良好なパスが毎日のように生じる。それにしても、素晴らしい信号だ。

彼は、この後VK、G等を回るらしいが、伊豆に設置した7J1ATG/2は、海外から遠隔運用ができないらしい。残念なことだと言っていた。何しろ、我が国のアマチュア無線の規制は、諸外国に比べて、がんじがらめだ。このリモート運用の規制だけではなく、最近では、あの新スプリアス規制がその典型。包括免許はもう半世紀以上アマチュア無線界で希望されながら、一向に実現する気配がない。

この滅茶苦茶な規制の背景には、行政の利権の確保があるのだろう。行政は仕事を確保し、人員をそれに対して手当てしてもらうことが、利権そのものになる。従って、仕事を減らすことに抵抗する。それに、恐らくTSSやJARDには、一般職の官僚が天下っているのだろう。JARLも天下り先の一つ。そして、この規制による利権のおこぼれに与るのが、TSS、JARDといった民間、半民間の組織。JARLの理事は、JARDに天「上がり」そこで給与を得ている。それは、アマチュア無線家から、意味のない紙面上の保証認定で得た金である。いわば、やくざのしょば代稼ぎと同じである。

そして、もっとも深い問題は、アマチュア無線家、JARL会員は、この事態に対して疑念を持ち、それを訴えない。諾々として、あの意味のない紙面上の保証認定を受け続ける。

この規制によって、アマチュア無線はそう遠くない将来衰退の速度を速めるに違いない。

Georgeのような世界的なアマチュア無線の状況を知る方に、もっとこのガラパゴス的なわが国の状況について問題提起してもらいたいものだが、恐らく、手遅れ、ないし暖簾に腕押しにしかならないのだろう。

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