安倍首相の福島への責任 

今夜の報道ステーション、党首討論をやっていた。最初だけ見たのだが、安倍首相が発言を延々と続けること。尋ねられていないことを延々と続ける。国会の質疑と同じだ。質問は加計学園疑惑の説明についてだった。臨時国会で説明するはずが、開会と同時に国会解散、選挙期間中に説明するはずが、今までのところ選挙演説では全く触れていない。その指摘に際して、誰も安倍首相自身が関与していると証言していない、加戸元愛媛県知事は、彼の時代から加計学園が唯一獣医学部新設に動いてくれていたと証言した、だから安倍首相が口を挟む余地はなかったのだ、というような口上を長々と述べ立てていた。

がっちり人事権で縛られた官僚が、安倍首相の関与を証言するはずがない。加戸氏は2010年までしか、県知事を務めていないわけで、国家戦略特区の枠組みによる加計学園への利権誘導には何ら関係していない。安倍首相の説明は、説明になっていない。

国会を逃げ出し、選挙演説で逃げ出した、安倍首相。このような人物が、国を守る、北朝鮮の攻撃から守るというのは、いわば「ちゃんちゃらオカシイ」。

その安倍首相の初の選挙演説は、福島市近郊で行われた。ものものしい警戒のなかで、どうも自民党支持者に囲まれた演説だったらしい。握り飯を聴衆に振る舞い、福島産のコメで作った日本酒を宣伝したらしい。前者は、公職選挙法違反案件にあたる。後者は、昭恵夫人のかかわった製品らしく、利益相反の宣伝だ。

安倍首相は、福島にはきっと思い入れがあるのだろう。だが、握り飯や日本酒の前に、安倍首相は決着とつけなければならないことがある。福島第一原発が自然災害で冷却系を失う深刻事故を起こすことはあり得ないと、第一次安倍政権のときに国会で彼が答弁をしているのだ。こちら。この質疑の際に、深刻事故への対応を考えていれば、あの事故は起きなかった。安倍首相に、福島第一原発事故への政治的責任がある。この問題を彼は総括し、決着をつけなければならない。

だが、この問題への責任を彼は全く感じている様子はない。まったく言及することはない。このように無責任な政治家が、国の安全保障について大声を出しても、虚しいばかりだ。

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