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安倍内閣は、歴史修正主義詐欺集団 

明石順平著「アベノミクスによろしく」が売れ行き好調らしい。集英社インターナショナル選書。

アベノミクスの内実を、具体的な数値・グラフを挙げて徹底的に明かした好著である。アベノミクスを支持するリフレ派、安倍原理主義者達の反論を聞いてみたいものだ。具体的なデータをもとに論じている本書の内容を否定することは難しいはずだ。一読をお勧めする。

この著作で一番驚かされたのが、GDPのかさ上げ、いわば粉飾決算が行われているという事実。GDPの算出基準が変更され、新たな基準2008SNAに基づいて、GDPの算定が変更された。

GDPの変化には、その新たな基準による変更以外に、「その他」とする変更が加えられている。新たな基準による変化は、研究資金をGDPに組み込む等検証が可能なのだが、一方、「その他」の内容は内閣府に問い合わせても不明なのだ。

その結果、アベノミクスが開始された2012年度以降、「その他」によるかさ上げが徐々に増え、2015年度には1.5% 7.5兆円にも増加したようにかさ上げされている。アベノミクス以前は、この「その他」によるかさ上げはなく、むしろマイナスが続いていた。この粉飾は、2020年度GDP600兆円達成という目標から「逆算」して行われた可能性がある。

内閣府が説明できぬ、この「その他」によるかさ上げは、いわば粉飾決算の疑いが濃厚で、歴史を書き換える経済史の歴史修正主義だ。

安倍内閣は、先の選挙戦で公約としていた、幼児教育・大学教育の「無償化」が反故にされつつある。また、選挙戦では、まったく問題にしなかった、所得税控除の縮小、それに年金削減が行われようとしている。教育無償化の財源不足があるのであれば、公約にする段階で分かっていたはず。それが分かっていなかったとすると、安倍内閣には政策立案能力が欠けている。分かっていたのに、公約で国民に受けの良いことを述べていたとすると詐欺である。

安倍内閣は、こうして歴史を自らに都合よく書き換える。

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