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節度ある受診を 

『「節度ある受診」啓発、「守る会」が活動再開』と題して、丹波未来新聞が報じている。情報は、伊関友伸のブログより頂いた。

小児救急は夜間が忙しい。以前にも記したが、子どもは夜間に具合が悪くなることが多い、日中親が共稼ぎで受診させられない、といったことがその理由だ。最近、別な原因も出てきた。コンビニで買い物をするかのような意識で救急を受診させる親が増えているのだ。

コンビニ受診を控えるように、親を教育しなければならないのだが、救急では、その場限りの医師患者(親)関係なので、なかなか難しい。基本的には、常日頃互いに気心の知れた医師患者関係のなかで、夜間救急を受診すべき場合を教育し、さらに社会のインフラとしての救急システムを大切にすることをお願いして行くべきだ。しかし、コンビニ受診をする親は、それを繰り返す傾向があり、また慢性疾患で治療継続が必要であっても、それを行わないことが多い。自分の子どもが具合悪くなった時に、その不安感の解消をすることだけを優先する、長期的な視点で子どもの病気、医療システムのことを考えることをしないという傾向が、そうした親の特性としてありそうだ。

当地でも、6月から、小児を主体とした夜間救急が始まった。平日夜間7から9時までという、言ってみれば、いささか微温的な救急診療だ。それでも、当初はかなりの受診があったようだ。従来からの日曜日の午前中から午後にかけての救急は、3、4倍に患者が増えている。これが、近くの三次救急を担当する大学病院の救急の負担を減らすこと(これが、夜間救急開始の目的だった)に繋がっているか、それともコンビニ受診を誘発しているのか、きちんと検証する必要があるように思える。

兵庫県、とくに丹波地域でも、小児救急が極めて厳しい状況にあるようだ。多くの公立病院では、小児科が閉鎖になり、小児救急の体制が崩壊の危機にある。そこで、地域の方々から、医師増員をただ求めるだけでなく、小児科医師への負担を減らそうと言う、患者の親からの働きかけが生まれつつある。とても貴重な社会運動だ。

以下、引用~~~

県立柏原病院の小児科を守る会が、 第2期の活動を始める。 軽症でコンビニを使うような感覚で病院を受診することを控え、 本当に必要な患者が必要な時に病院にかかれるよう、 「節度ある病院受診」 を改めて呼びかけていく。 再始動の第一歩として22日午前10時から、 神楽の郷 (青垣町文室) で開かれるフリーマーケットに出店する。 ベビー用品を格安販売し、 あわせて、 医師を大切にすることが、 ひいては、 患者を救うことにつながるという 「こどもを守ろう お医者さんを守ろう」 のメッセージを伝える。

 フリーマーケットでは、 メンバーが持ち寄った、 こども服、 おもちゃ、 赤ちゃんが飲んだ母乳の量をはかるベビースケールなどを100円から販売する。 「こどもを守ろう お医者さんを守ろう」 と記した、 オリジナル値札を作り、 子育て世代へのメッセージの浸透をはかる。
 また、 あわせて、 同会が集めた5万5366筆の 「県知事に、 県立柏原病院への小児科医の派遣を求める署名」 への協力に対する感謝を伝える、 自筆の 「ありがとう」 チラシを配布する。 8月5日には、 道の駅 「丹波おばあちゃんの里」 (春日町七日市) で開かれるフリーマーケットにも出店する。

 今後、 自動車にはるマグネットステッカーの作成、 県立柏原病院医師や救急救命士に協力をあおぎ、 「こどものトラブルQ&A」 チラシか冊子の作成、 ホームページの開設などを計画しており、 バザーの収益は、 これら活動資金にあてる。

 新しく代表に就任した丹生裕子さん (市島町) は、 「医師不足解決に向け、 住民のできることの一つが、 かかり方に気をつけること。 活動を続け、 会の主旨を浸透させていきたい」 と話している。
同会は、 丹波市内の20歳代、 30歳代の母親で作っている。 メンバーは15人程度。

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