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原発は低コストといまだ述べる世耕大臣 

世耕大臣が、原発の発電コストが安いと述べている。これは電事連等の出した数値に基づいているのと思われる。

だが、その数値には偽りがある。

原発設備利用率を70から80%と高く設定している・・・過去のデータからして、せいぜい60%程度の設備利用率しかない。
原発の使用期間を40から60年としている・・・原発は本来16年間の稼働を前提としていた。これほど長期間の稼働は、深刻事故のリスクを高くする。
電事連のモデルでは、原発発電に欠かせない揚水発電のコストを省略している・・・揚水発電コストは大きい。
深刻事故による原発復旧コストを9兆円程度と低く見積もっている・・・福島第一原発でもすでに公的資金を7兆円以上投入しており、総額では20兆円を超すと想定されている(まだ、見通しが立っていない)。
バックエンドコストについても低く見積もっている・・・使用済み核燃料の維持管理等の目途が立っておらず、そのコストも大きくなる可能性が高い。

通産省は、福島第一原発事故の教訓、東芝を実質破たんさせた原発産業推進の失敗から学んでいない。

通産省を主体とする原発利権の集団は、事実を歪曲し、直視しようとしていない。ハイコストであることが明らかになった、原発の尻ぬぐいは、結局、国民に押し付けられる。世耕大臣は、その事実を知っているのだろう。その上で、原発利権にドップリ浸かっている。彼の責任は重い。

以下、引用~~~

世耕大臣「原発コスト安い」強調…廃炉費用増加でも(2016/12/07 07:05)

 東京電力福島第一原発の廃炉と賠償費用が膨らんでいることを受け、世耕経済産業大臣は「原発コストは安い」と改めて強調しました。

 世耕経産大臣:「色んな費用を全部、含めたとしても発電単位あたりのコストは原発が一番、安いと考えている」
 廃炉と賠償などの費用は事故後の見積もりから数兆円単位で増大していて、経産省は国民負担を増やす方向で議論を進めています。そうしたなか、世耕大臣は、新たな費用を考慮しても原子力の発電コストは他の発電よりも安いと説明しました。経済産業省内には廃炉や賠償の費用が20兆円に上るとの試算もあるものの、公表されていません。経産省は今月中に議論を取りまとめる方針です。

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