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最後の輝き 

英文ブログ、それにSNS等で、CWの通常交信をする局が激減していると記すと、いやそれはCONDXが低下しているためであって、一過性の問題だという反応が必ず帰ってくる。たしかに、CONDXの所為もあるかもしれないが、太陽黒点数低下にあまり影響を受けないローバンドでのactivity低下も著しい。CONDX以外に様々な要因が重なっているのだろうが、面倒な訓練が必要なCWによる会話を避ける風潮が一番の原因なのではないだろうか。また、以前にも記したが、これまでいわゆるラグチューを愉しむ主体であった、または牽引役であったプロの通信士上がりの方が無線界から静かに去ろうとしていることも大きなファクターだ。

先日、7メガで久しぶりに強力な信号を聴かせてくれた、Ron GW3YDXも同じような感想を漏らしていた。6mなぞ、CWはおろかSSBの局もほとんどいなくなり、FT8で一杯らしい。OK1RRは、FOCのMLで、FOCのメンバーもFT8で運用している者が多く出現している、CWのactivityが下がったと問題提起していた。今朝、14メガでお会いしたArt KZ5Dも、ラグチューを愉しむ局が激減していることを嘆いていた。こうした感想への反論ももちろんあるのだが、私の半世紀(途中10年ほど抜けたことがあったが)の長さにわたって、むやみやたらにこのモードを愉しんできた経験からして、会話を楽しむCWが消えつつあることは確実のように思える。

それに対して、毀誉褒貶はなし。これが現実の時代の流れというものなのだろう。

このところ、7メガは午後早い時間から、場合によっては昼前から西海岸に開けている。ときには、昼過ぎに全世界に対して開いている様子がある。もちろん、信号は強くはないのだが、午後2時ころからはあちらのベアフットに簡単な設備の局がラグチューできる強度で入感してくる。無線にカムバックした80年代前半、午後早い時間から7メガに出て、北米の局に相手をしていただいていた。Ray W6CMY、 W6VIJ、W6JAL等、当時7メガでしばしばお目にかかった面々のコールがすぐに思い浮かぶ。だが、現在は、太平洋を挟んでこちらもあちらも、ほとんどそうした局が聞こえなくなっている。特に、JAサイドでは、和文は聞こえても、北米相手に交信する局はまずいない。そうしたトレンドに反抗(笑)するように、私はCQを出す。打率ははなはだ悪い。でも、ときに懐かしい局、それに寝そびれたという局が、西海岸から呼んでくれる。これが、CWの会話を楽しむ伝統の最後の輝きなのかと思いつつ、しばしラグチューに興じる。

夜遅くなってから、グレイラインに乗ったパスが開けて、北米が強力に入るのだが、最近は平日でもコンテストが開催されていることがあり、あまりでなくなってしまった。すでに記した通り、水曜日のCWT以外にスプリントスタイルのコンテストが開催されていたことがあり、7メガはぐちゃぐちゃであった・・・いや、ぐちゃぐちゃというほどの局数ではなかったのだが・・・バッティングは確実に起きていた。また、木曜日にもヨーロッパでコンテストが開かれていた。この調子でいくと、コンテスト以外の日を特別に設けるということになるのかもしれない。というのは冗談だが、夜遅くの良いCONDXにはラグチュー相手が少ないこともあり、出るのを控えるようになっている。

というわけで、すでに記した通り、最後の輝きの時期、燈明が消えつつある時期を今生きている、ということを実感している。それは、悲観論だったり、一時的な感情論ではなく、事実なのだと確信している。

最後の輝きを一緒に発する局はいないものだろうか。

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