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チェロと弓が入院 

仕事場でいつも使っている弓の引っかかりがよくなくなってきた。それに、弦も、パワーが無くなり、へたってきた。楽器の定期健診も1年以上受けていない。楽器と、弓を、近くの楽器職人の方のところに持ってゆくことにした。

車で1時間ちょっとの距離。茨城県の丘陵地帯、丘の中腹に、目指す平原ヴァイオリン工房がある。楽器の修理は、都内の高名な某楽器職人の方にお願いしていたのだが、往復するのはかなりのエネルギーと時間を必要とする。それで、ここ3,4年間は、平原氏にお願いすることが多くなった。

彼のサイトに自己紹介も記されていたと思うが、大学で機械工学の勉強をし、エンジニアとして社会に出てから、一念発起、楽器職人を目指されたらしい。クレモナの学校を出て、あちらの製作職人に弟子入りし、訓練を積んで、数年前に帰国なさった方だ。現在お住まいのログハウスの立派なお住まいも、自分で建ててしまったようだ(勿論、専門家の助けも得たようだが・・・)。

今回の楽器の修理は、テールピースの裏彫り・松脂落としそれに魂柱の調整になる予定だ。弓の毛替え、弦の張替えも・・・。C線があたる指板の部分が、多少えぐれて、表面に凸凹が生じていて、その部分も削っても良いかもしれないと言われたが、修理が大規模になることと、現在使用していてあまり不都合がないので、とりあえず、それは後回しにすることにした。指板にえぐれが出来たことは、弾きこんだともいえるわけで、ちょっとした勲章(腕の上達が伴えばもっと良いのだが・・・笑)。

彼の工房の周辺は、起伏の緩やかな丘陵が続いている。稲や野菜それに果樹の畑が続く。今日は、やたら暑かったが、それでも畑を吹き抜ける風は心地よい。彼自作のログハウスは、平屋だが、傾斜地にあわせるように、高床になっている。天井も高い。太い木でできた構造は、落ち着きと、暖かさをかもし出している。当然のことだが、雑音は全く無い。大きく茂った栗の木や、クヌギのような木々が、庭に育ち、周囲を囲んでいた。写真を撮る積りが、度忘れしてしまった。彼は、最近、弓道を始めたらしい。彼の工房では、時間がゆっくりと過ぎているように感じられた。

コメント

いいですねぇ~、そういう生活が出来ると。ボクなんか何も身につかないうちに歳だけとってしまいました。

いえいえ、nlxさんは、立派に社会活動をしてこられ、無線で成果を挙げてこられたではありませんか。言わずもがなのことですが。

しかし、そのように感じられる感性は、分かるような気がします・・・私も同様です。

楽器職人の道に飛び込むのも、大きなリスクを背負ってのことなのですよね。そうした夢を実現しようなさっている、平原氏が眩しく見えます。

ハムフェアにはお出でになるのでしょうか。憧れのnlx氏と初めてお目にかかれるのを楽しみにしています。私は、午後一時滞在するだけなのですが・・・。お体を大切に。

すっかり渋谷通いに慣れてしまってあの台場方面は足が遠のきます。それに暑いし、、、

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