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河野外務大臣の浅薄きわまる発言 

河野太郎外務大臣、もう少しましな政治家だと思っていたら、シアトルの外相会談で、北朝鮮との国交断絶を各国に働きかけたと報じられている。国交断絶とは、戦争の一歩手前の状況だ。おそらく、各国が国交断絶をすることが一番の圧力になると考えての発言かもしれないが、危険極まる。日本の政治が、好戦的になっていることを世界に吹聴したようなもので、日本の国際的な地位を貶めることでもある。

タカ派と言われる、米国のマティス国防長官でさえ、北朝鮮に対して、戦争の準備もしているが、外交的な努力も続けると述べている。米国の北朝鮮への対応から、さらに一歩先を行く、好戦的な態度を、河野大臣は示したことになる。前のポストにも記したが、米朝戦争になると被害を受けるのは、韓国・日本だ。数十万から数百万の規模の犠牲者が出る。さらに、崩壊した北朝鮮の戦後処理という難題が残る。それを考慮しての国交断絶発言とはとても思えない。

恐らく、戦争になることはないと、河野大臣はタカをくくっている。安倍首相が主導する、改憲を援護するための、瀬戸際外交発言なのではないだろうか。北朝鮮危機を煽ることで、改憲の国民世論が高まる、そして緊急事態条項を憲法に書き込むことができると、読んでいるのではないだろうか。これでは、北朝鮮の金正恩といい勝負だ。何たる無責任、見識のなさなのだろうか。

北朝鮮との国交断絶は、中国・ロシアが乗ってくることはありえない。だが、米国・西側諸国と、中国・ロシアの間にくさびを打ち込むためのスタンドプレーだとしたら、あまりに未熟な発想だ。対北朝鮮武力行使を主張しているのは、米国、我が国以外にはない。皆、外交交渉を重視する立場なのだ。

北朝鮮は、米国に対して自らの政治体制を認める平和交渉を望んで、瀬戸際外交を行っている。どこかに侵略しようという意図を示したものではない。もちろん、北朝鮮の政治体制は非人道的な独裁だが、それを軍事力で破壊するのは、リスクが大きすぎる。それが、どうして河野大臣には分からないのだろうか。米朝間の交渉が冷静に行えるように、見守ることをすべきなのだ。それが、あたかも自らがこの外交問題の主役であるかのように振る舞い、外交問題をさらに危ういものにしている。

米朝戦争が起きると、我が国が戦場になる。場合によっては、核兵器による攻撃を受ける。その覚悟があるのか、ということだ。

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