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ミサイル避難訓練の愚かさ 再び 

例のミサイル避難訓練を、東京のど真ん中でやったようだ。

あれは茶番である。ミサイルや核爆弾に対して、地べたに伏して、頭を手で押さえるだけで、どれだけの避難になるのか、小学生でも分かる。

国民に、北朝鮮の危機を煽るためだけの催し物だ。

ミサイル攻撃をされないようにするのが、政治・外交のアルファでありオメガである。その努力をせず、危機を煽り、軍事行動しかないと煽っているだけ。米朝間の問題のはずが、しゃしゃり出て、紛争当事者になろうとしている。国民を危険に曝している。

安倍首相の本心は、北朝鮮問題を利用して、憲法改悪を行い、自衛隊を海外派兵、戦争参加できるようにすることであるのは、見え透いている。

万一、米朝戦争が起きると、攻撃されるのは、米軍基地の集中する沖縄と原発だろう。そこでミサイル訓練を行うという話はとんと聞こえてこない。沖縄では、米軍機の墜落に対する避難訓練が必要だ。

国民は、安倍政権の企みをちゃんと理解できているのだろうか。それとも、安倍首相の主張する、軍拡と憲法改悪を支持するのか。そこが問われている。

以下、引用~~~

都内初のミサイル避難訓練…参加者“動員”で中身スカスカ

2018年01月24日 09時26分 日刊ゲンダイDIGITAL

都内初のミサイル避難訓練…参加者“動員”で中身スカスカ
訓練終了を“頭を低く”して待ち続けた(C)日刊ゲンダイ

 危機をあおるだけの“ショー”だった。身を低く保ち、頭を抱える――これまで全国各地で行われてきた「ミサイル避難訓練」が初めて都内で実施されたが、案の定、中身はスカスカ。“有効な対策”からはほど遠いものだった。安倍政権がわざわざ街中で大袈裟な訓練を行ったのは、北朝鮮の危機をあおるためだったのは明らかだ。

 内閣官房や東京都などが共催するミサイル避難訓練は22日、都内の「文京シビックセンター」(文京区)や遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」などで実施された。

 ところが、訓練には“一般”の歩行者は参加せず、集まったのは、主催者側の“動員”で駆けつけた350人の市民だった。

 都の総務局総合防災部防災管理課によると、参加したのは、遊園地アトラクションの係員や近隣の町内会の住人、付近の企業の社員で「こちらから参加をお願いした」というのだ。

 内容もヒドい。シビックセンター周辺での訓練では、「訓練」と記されたゼッケンをつけた参加者二十数人は皆、開始時間午前10時の15分ほど前に建物の出入り口に集合。一様に迷惑顔で、いかにも「渋々来ました」といった風情だった。

 雪がちらつく中、開始予定の午前10時を回ると「これは訓練です」と放送があり、「ウオーン」と不気味なサイレンが鳴り響く。同時に、「ミサイルが発射されたものとみられます」とアナウンスされ、所在なげにしていた参加者を背後から、メガホン片手に警察官が「建物の中に速やかに避難してください!」と大声であおりまくっていた。街行く“一般”の歩行者は皆、「関わりたくない」とばかりに足早に通り過ぎていった。

 その後、約150人の参加者がシビックセンター地下の広場に集結。警察官からの指示を受け、皆、頭を抱えながらその場にしゃがみ込んでいた。テレビでよく見る“例のポーズ”だが、海外メディアを含む大勢の報道陣に囲まれ、皆無言で訓練が終了するのを待ち続けていた。

 終了後、「私は戦時中、本物の空襲を体験した」という87歳の男性参加者は「本当に北朝鮮から核・ミサイルが飛んできたら、隠れる場所なんかないですよ」と漏らしていた。元陸自レンジャー隊員の井筒高雄氏はこう言う。

「今回の訓練は、全く論評に値するものではありません。公共施設にシェルターも造らず『逃げろ』というのは無理がありますし、ミサイルが着弾すれば大きな衝撃波が発生し、しゃがんで頭を抱えるだけでは被害を防ぐことはできません。意味のない訓練より、日本は外交努力で危機を未然に防ぐべきです」

 そもそも、もし安倍首相が本気で北朝鮮のミサイルを懸念しているのなら、避難訓練は原発の近くでやるべきだ。北朝鮮に真っ先に狙われるのは原発だからだ。ミサイルを撃ち込まれれば、重大な事故が起きるのは明らかだ。なぜ、日本中の原発の近くで訓練しないのか。

 何より、北のミサイルより、米軍ヘリが落ちてくる恐れの方が強いのではないか。米軍基地が集中する沖縄では小学校の校庭に米軍ヘリの窓枠が落下し、たびたび市街地周辺に不時着している状況だ。避難訓練をやるなら、沖縄の基地周辺が先である。

 安倍政権がわざわざ人通りが多い街中で訓練を実施したのは、「危機が迫っている」と“世論喚起”するのが目的だ。国民は騙されてはいけない。

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