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「米の核新戦略を歓迎」する愚かさ 

米国の新核戦略は、通常兵器による攻撃に対して核兵器により反撃する、核兵器による先制攻撃を可能とする、現実の使用を考慮した小型核兵器を開発する、という内容だ。核兵器による戦争を現実のものとする戦略である。

核の恐怖の均衡は、核兵器が用いられないことを暗黙の前提として成立する。だが、それを実際に用いるとなると、核抑止力は成立しなくなる。さらに、一旦核戦争が始まったら、それは規模を拡大し、人間文明の終焉をもたらす可能性がある。核兵器により攻撃をされれば、それを上回る核攻撃をしかける。そうしないと、核兵器により自らが抹殺されるからだ。

安倍政権、河野外務大臣は、この米国の決定を歓迎した。核兵器禁止条約に反対した論理の延長でもある。これほど世界を危険に陥れる、米国の新核戦略を歓迎し、支持するのは、なぜなのだろうか。政官業の一部が、軍拡により甘い汁を吸うことができるのだろう。また、国際的な緊張を高めることで、現政権が、自らの政権基盤を強化し、国民を非民主的な政治体制へ統合させやすくなるためなのではないだろうか。

こうした動きは、次の世代のために絶対許すべきでない。

以下、引用~~~

日本、米の核新戦略を歓迎 「抑止力確保が明確」と評価
2018年2月3日15時55分

 政府は3日、トランプ米政権が「核なき世界」を掲げたオバマ前政権の方針を転換する「核戦略見直し」(NPR)を公表したことを「高く評価する」と歓迎する河野太郎外相談話を発表した。日本が唯一の被爆国として核廃絶を唱える一方で、米国の「核の傘」に依存している実態を浮き彫りにした格好だ。

米、小型核開発を表明 使用制限も緩和 8年ぶり新戦略
 政府は談話のなかで、北朝鮮による核ミサイル開発に触れ、「安全保障環境が急速に悪化している」と指摘。新戦略について「米国による抑止力の実効性の確保と我が国を含む同盟国に対する拡大抑止へのコミットメントを明確にしている」と評価した。

 さらに米国が新戦略で「核・生物・化学兵器の究極的廃絶に向けた自らの取り組みに継続的にコミットする」と言及したことと「核兵器不拡散条約(NPT)体制の強化と核兵器の更なる削減を可能とする安全保障環境を追求する」と表明した点に注目。日本政府として、「現実的かつ具体的な核軍縮の推進に向け、米国と緊密に協力していく」との考えを改めて示した。

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