アベノミクスなる金融財政政策の将来 

昨日、所用で上京する際に、文化放送を流していた。ある番組に、「アベノミクスによろしく」の著者 明石順平氏がゲスト出演していた。かなり長時間をかけて、「アベノミクス・・・」の内容の紹介がされていた。司会者は、盛んにアベノミクスへの批判ではないと繰り返していたが、この本で取り上げらた事実は、大多数の国民にとってアベノミクスが壮大な失敗であることを示している。

アベノミクスとは、天文学的な額の金融緩和と、莫大な財政支出であり、これまで自民党政権が失敗を繰り返してきたことの壮大な焼き返しに過ぎない。潤ったのは、ごく一部の輸出企業だけである。国民の大多数は貧しくなり、GDPの6割を占めるという内需も冷え切っている。残されたのは、過去最大の政府債務残高、日銀の財政バランスの悪化、日銀とGPIFによる株式投資の拡大(おそらく、これは大きな損失を残す)である。

日銀の金融緩和政策は実質失敗しているが、それからの脱却もきわめて困難な道のりとなる。ダイアモンドオンラインで、出口戦略の困難な見通しが記されている。こちら。株式市場は、日銀・GPIFによる巨大投資によって健全性を失っている。資産バブルである。バブルは、米国から破裂し始めている。これによって、年金給付・銀行経営・株式市場への悪影響は計り知れない。長期金利が上昇すれば、政府の債務残高がさらに積みあがる。

上記番組で、明石氏が将来の見通しを語っていた。一言、「暗い」ということだ。年金・社会保障の切り下げ、さらに大幅増税が待ち受けている。その被害を被るのは、今の若い世代だ。

この政権を、若い世代が支持している、という理由が分からない。状況を理解していないのか、目の前が良ければよし、ということなのか。でも、民放とはいえ、全国放送で、明石氏の書籍が取り上げられるようになった。足元に忍び寄る、大きな危機を、マスコミも無視できなくなりつつあるのだろう。若い人々よ、目を覚ませと言いたい。


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