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ビオラソロと弦楽合奏による、ブラームスクラリネット五重奏曲 

ユーリ バシュメットがビオラソロを弾き、桐朋の学生オケの弦楽アンサンブルが、弦楽四部を担当する演奏。今年の、別府音楽祭。

結論から言って、この編曲は、もう一つだ。ブラームスの室内楽のように、入り組んだ複雑な構造の音楽を、多人数の弦楽アンサンブルで演奏すると、いくら合わせるのが上手なアンサンブルでも、どうしてももやもやしてしまう。所々、各パートのトップだけで弾く旋律が出てくるのだが、そこで美しさにハッとする。多人数のアンサンブルの利点は、ダイナミックの変化の大きさが得られることだが、この曲では、それはあまり生かせていない。

バシュメットのビオラは、さすがと思わせるテクニック・表現力。しかし、彼のビオラは、ビオラ特有の渋いくぐもったような響きではなく、結構明るい音色のような気がする。この曲であれば、少し暗い音色が欲しいところだ。

この曲自体については、過去のエントリーでも触れた。ブラームスの室内楽、否室内楽すべての中で、私の好みのなかでは、一、二の位置を争う曲だ。1楽章冒頭のバイオリン二声が奏する、三度のユニゾンの動機を聴くだけで、ほろっとしてしまう。私のお気に入りの、ウラッハのクラ、ウィーンコンツェルトハウス弦楽四重奏団の演奏を聴きながら、ハムフェア会場に向かうことにしよう・・・。

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