シリアの混迷 

シリアの情勢が混とんとしている。様々な対立が、あの狭い国土でひしめき合い、人々を戦争に巻き込んでいる。アサド独裁対反アサド勢力、シーア派対スンニ派、イスラエル対反イスラエル、その他諸々に、一番の悪化要因は、ロシア対米国の覇権争い。

化学兵器の使用を巡って、政府と反政府側双方に責任を擦り付ける議論が続いている。そこに、トランプがミサイル攻撃をしかけた。国連による化学兵器の検証が行われる直前の出来事だ。ミサイルを撃ち込むことで、物事が解決するとは、トランプは思っていない。ただ、中間選挙を控えて、国民の視線をシリアに集め、そこで「強い」大統領を演出するためなのだ。

大体において、ミサイル攻撃を事前に「予告して」行うのは、軍事的効果よりも、一種の政治ショーであることを意味する。ショーの舞台にさせられるシリアの人々にとってはたまったものではないだろう。

シリアの混迷を少しでも解決に導くには、大国がシリアに武器供与したり、戦闘を引き起こしたりするのをまずは止めることだ。アサド独裁政権を武力で倒してみても、アフガンやイラクの二の前になるのは目に見えている。

この愚かなトランプの武力行動を支持しているのが安倍首相。NATO諸国でも、米国のシリア攻撃を支持しない国がドイツを始め、多くある。戦後の中東の混迷を生じさせた責任の一端は、欧米諸国にある。それを感じたら、トランプの行動は到底支持できぬはず。

明日にも米国に安倍首相は訪問するらしいが、レイムダックになった安倍首相は、米国から無理筋の要求を突き付けられ、または自ら法外な経済援助・輸入の話を米国に持ち掛けることになるのだろう。米国に媚びへつらい隷従する安倍首相は、すぐに退陣すべきだ。

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