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アルコール摂取量許容値 そして統制経済 

アルコール摂取量と死亡率・疾患罹患率を、60万人弱の大規模な対象に関して調べた研究がLancetに載っている。

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2818%2930134-X/fulltext

ななめ読みしただけだが、アルコール摂取量が週100gを超すと、用量依存的に死亡率が上がる。そのアルコール摂取量で死亡率の下がる例外の疾患は、心筋梗塞だが、他の疾患による死亡が多くなるため、その効果は相殺される。

この100gというラインは、結構厳しい。350mlのアルコール度数5%のビールを毎日吞むと週122.5gに達する。この値は、世界各国の推奨ラインを下回っている。さらに、アジア人種に多いADH alcohol dehaydrogeneseのヘテロ、ホモを考慮していない。アルコールは、中間代謝産物のaldehydeがDNAを損傷することが知られており、食道がんなどのリスク因子であることが分かっている。アジア人では、これが大きな問題になる。アジア人の場合は、この推奨ラインはもっと下がる可能性がある。

とはいえ、毎夕の晩酌、私の場合350ml缶一個を空けるだけだが、は止められない。せいぜい時に休肝日を作ること、吞む量を増やさぬことを心がけよう。

で、もう一つ怒り心頭なこと(笑)がある。昨年、酒税改正のどさくさに紛れて、ビールの価格が政府主導で高止まりしていること。大体1割は高くなった。酒税は、発泡酒では引き上げられる代わりに、ビールは引き下げられた。で、当然ビールのさらなる値下げが起きるかと思いきや、政府は「町の酒屋さんを守るため」と称して、ビールの安売りを統制した。その結果、ビールの値段は高止まりしている。この値上げは、ビールの売れ行きばかり増えることを、財務省が嫌ったことと、コンビニのように安売りしていない小売業の利益を守ったということなのではないだろうか。大規模店舗の規制改革により、町の酒屋さんなぞもうとっくに絶滅している。

というわけで、この国家統制経済の象徴(笑)に、怒り心頭なのだ。こうしたことを臆面もなく行う、政府・財務省当局は、嘘とセクハラの巣窟になっている。これを怒らずに、何に対して怒るべきだというのか!国民の健康を心配しての政策では決してない!!

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