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アマチュア無線、過去、現在、未来 

一昨日、7メガで夜 Jim W6YAに会った。強い信号。VisaliaのDXコンベンションに行き、古い友達、そして新たに知り合った人々とあってきたとのこと。楽しかったようだ。来年は来ないかとまた誘われた・・・。

Visaliaに集った面々のうち、若い人はどれくらいいたか尋ねた。約500名の参加者の内、若い人は2名だけだった、とのことだ。一人は、コンテストで有名なZL4YL、父親(ZL3IOだったか)と一緒に参加したらしい。17歳のうら若き乙女。Jimも、彼女と一緒になれてうれしかったと、本当にうれしそう。このZL3IOと奥様(彼女もハム、ついでに長女もハム)は、元来東ドイツの出身らしい。仕事で成功なさったのだろう。ZLに豪勢なコンテスト局を立ち上げている。ZL4YL、Xeniaという名だったか、は、残念ながらコンテスト専門で、CWの会話はなさらない由。

ZL4YLの話でひとしきり盛り上がったのだが、でも最終的にCWだけでなく、ハム全体が斜陽であることは、Visaliaに参加した面々の年齢からも分かろうというものだ。多くのold timerは、それをもう十分分かっているのだろう。昨夜お会いしたDon WB6BEEも、まったく同じ見解だった。おそらくactiveなハムの平均年齢は60歳後半、もしかすると70歳になっているかもしれない。もう10年もすると、activityはがたっと落ちるはずである。

この高齢化に抗して、若返りを図る対処方法はいくつかある。若い人にアマチュア無線の楽しさを理解してもらうこと。その場合、楽しみが「本物」でなくてはならない。本物とは何かという点で議論もあるだろうが、年月がたっても変わらぬ楽しさである。もう一つ、免許制度の簡素化だ。これは、繰り返すが、JARLと当局のおかげで(皮肉)、逆の方向に進んでいる。思い切った簡素化をしない限り、我が国のアマチュア無線に未来はない。と、すぐにだれでも思いつくことを記したが・・・逆の方向に向かって突き進んでいる。

オンエアーのactivityが下がり、アマチュア無線局数自体も減少する。そして、アマチュア無線機器のメーカーは、輸出を手掛ける企業以外は生き延びることはできないだろう。輸出企業にしても、米国の新興メーカー、さらに中国等のメーカーが市場を独占し、かなり厳しいことになるのではないか。

行き着くところまで行って、その後また自作の機械で愉しむ人だけがアマチュア無線を続けるようになる、ということになるのかもしれない。一旦焼け野原にならないと新しい展望が生まれぬということなのだろう。

かって、アマチュア無線は若い人々の趣味であった・・・わが清瀬アマチュア無線クラブ(もちろん、すでにこのクラブは消滅して久しい)が、高尾山だったか奥多摩に移動したときの画像。このなかで唯一アマチュア無線を続けている、少なくとも免許を切らしていないのは、JA1RHMとexJA1RHL、現VK1ARAのお二人と私だけ。電波を出し続けているのは私だけ。このように若い人々がアマチュア無線に関心を抱くようになる日がまた来るのだろうか。それとも、アマチュア無線が博物館でのみ見られる昔の趣味ということになるのか。

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コメント

長~いロッドアンテナ、懐かしいです。
ボクも免許取立ての頃、自転車の荷台にハンディを括り付け、勇んで走り回っておりましたっけ。。。

Re: タイトルなし

次の世代を担うakiさん、さぁ、新しいアマチュア無線に向けて歩みだしてください。私は、もう老兵は去るのみです 笑。本当にあと10年、20年したらどうなっているでしょうね。

> 長~いロッドアンテナ、懐かしいです。
> ボクも免許取立ての頃、自転車の荷台にハンディを括り付け、勇んで走り回っておりましたっけ。。。

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Re: Ms Ellen WiteとQSOできました

橋本さん

はい、最後の2,3分間聞いておりました。いよ、やっているなぁと思いながら。交信中もsked交信と仰っていたので、メールであらかじめ約束したうえでの交信だったのだろうと思いました。最後に彼女が訊いておられたのは、貴兄のパワーでした。よく飛んで行っているので、どんな設備をお使いなのか知りたかったのでしょう。

貴兄がQRSを彼女に依頼したのですが、彼女は実質的にQRSなさいませんでした。理由は分かりませんが、K3という機械の内部キーヤーだとすると、ファンクションキーを操作しなければならなかったためかもしれません。でも、単語の間はできるだけ空けて打っておられましたね。彼女の場合、高齢でやはりミスキーイングも多少ありますし(でも年齢を考えると驚異的なCW送信能力だと思います)、あの速度以下にはできないようなので、定期的にラグチューを愉しまれるのは、別な方の方が良いかもしれません・・・こんなことを言うと、彼女に怒られそうですが。でも、彼女、とても喜んでおられた様子、キーイングの具合から読み取れました。

今後とも、ご活躍なさいますように。

アマチュア無線の楽しみ

初めまして
チェロを嗜む小児科医ということで親しみが湧き、以前から拝読しておりました。
先日4級アマチュア無線の資格を取りました。無線は個人の無線技術の興味によって行う自己訓練、ということですが、この後に及んで楽しみ方が良くわかりません。少年時代に免許を取りたいと思った、その実現だけだったのかもしれません。
皆様どんな楽しみを見いだされているのでしょうか?

Re: アマチュア無線の楽しみ

こくしょうさん

コメントをありがとうございます。プライバシーに触らない限りで、もう少し貴兄の属性なり所属なりをお教えくださると、返事がし易くなります。

アマチュア無線の愉しみ方は、人それぞれだと思います。私の愉しみ方といえば、CWという斜陽の通信手段を用いて、主に海外の局と交信をする、そしてできれば彼らの人となりや、考えを知るということです(でした)。一頃は、コンテストやDXに狂っていたこともありました。でも、そうした量を競い合う愉しみ方は、長続きしませんでした。さらに、インターネットの出現によって、DX交信の本質も大きく変わったように思います。昔は、未知の地域と交信するという愉しさがありましたが、それは背景に遠のき、DXはもっぱら競争するという意味しかなくなってきたように思います。

私の愉しみ方についても、CWを愉しむハム、それにラグチューを愉しむハム、双方ともに減ってきており、そう遠くない将来、この愉しみ方は、過去の遺物として記録されることになるのではないかと考えております。それまでどれほどの時間が残されているか・・・あまり時間はないように感じています。

実も蓋もない返事になってしまいましたが、やはりご自身でこれぞという愉しみ方を見つけ出し、同好の士と集い、アマチュア無線を長く愉しむことに尽きるのではないでしょうか。

お返事ありがとうございます

お返事ありがとうございます。
私は50代の小児科医で、最近までオケでチェロを弾いていました。
無線については中学生の時に教科書や参考書を購入したのですが、免許を取るに至らず、最近講習会というものを知り、そこで免許証を取得しました。
(役所の防災展でアマチュア無線関係のブースの方からうかがいました)
しかし、一体それで何をすればいいのか良くわかっていないことに気づきました。
毎年登山しているのですが、たまたま遭難者の救助に際して、無線機をお持ちの方がいらしたのが印象深く、免許の取得に動いたのかもしれません。
なので、携帯用の無線機を購入しようかとは思っています。
でも山の上でも日常でも、見知らぬ方と無線で話をすると言うのは、とても勇気がいりそうです。英語もだいぶ下手になりました。
1つおうかがいしたいのですが、お話に出てきたCWというのはどのような意味なのでしょうか?

Re: お返事ありがとうございます

おお、私と結構ダブりますね。

CWは、continuous waveの略で、電信を意味します。このブログで、CWに関する発言をいくつかしています。アマチュア無線に関するボックスを覗いてみてください。

4級ですと、設備の面からも限定されますし、CWが許されぬ免許ですので、できたらアップグレードをお考えになられたら如何でしょうか。

でも、免許取り立てで、次の免許を、というのもつまらないですから、とりあえずは、短波から超短波以上まで受信できる性能の機械(トランシーバー)を入手なさり、簡単なアンテナ(ロングワイアー等)で良いので、各バンドをワッチなさったら如何でしょうか。すぐ電波を出す必要はありません。ワッチしていると、どのようにアマチュア無線が愉しまれているのか自ずと分かります。そこで、ご自身でどのように愉しむかが明らかになって来るのではないかと思います。

CWについて記しますと、よく言われるのが、小さな設備で海外と交信できるというメリットです。たしかに、私も5,6Wの出力の小さな自作の機械と、ワイアーダイポールで無線を始めました。それで北米などと交信できたことで、遠くと交信することに夢中になって行きました。

CWの愉しさはそれだけではなく、過去の私のポストで何回か記しておりますが、CWの受信は、文字媒体を読むことと相同であることがfMRIの研究などから分かってきています。送信については、恐らく文章を記すことに対応します。CWは知的なコミュニケーションモードです。私たちの認識能力、知的能力を用いて、海外の方とおしゃべりする、考えただけでも興味が湧きませんか。残念ながら、こうしたCWの特性を利用して通信するハムは、前の返事で述べた通り激減しているのが現実です。でも、まだひっそりと生き残っています。

私の場合は、1960年代に無線にはまり込み、そこで唯一遠くと交信できるモードがCWであったということ、それに対するノスタルジアによって、私がCWに魅せられ続けてきたという側面もあるのかもしれません。

いずれにしましても、まずはバンドをワッチし、無線がどのようなものかを実際に知ることが大切でしょう。

引き続き、何かお知りになりたいことがありましたら、ご質問ください。いつかお目にかかれるのを楽しみにしています。

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