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誤魔化しと虚偽のエートス 

twitterで見つけた傑作なtweet。

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【新刊案内】
『あらゆる組織の責任者必携・いかに責任を部下に押しつけ逃るかマニュアル』

安倍内閣責任編集

目次

1「私は知らなかった」
2「私は指示してない」
3「記憶がない」
4「私の発言が誤解を招いた」
5「私の指導が至らなかった」
6「私と部下に認識の乖離があった」
終章「嘘はつき通せ」


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これは、勿論、日大アメフトの問題を、政府の改ざん・隠蔽問題に重ねたギャグ。ただ面白おかしく笑っていたが、やがて背筋に電撃が走る。

神戸製鋼、スバル、三菱マテリアル等の企業におけるデータ不正も同じ根っこなのではないだろうか。データ不正は様々な動機で現れる。だが、それを指摘し、是正しようとする内部の力学が欠如している。社会の病を見出し、癒そうとする内部のメカニズムが失われかけている。

上記のtweetは、社会の上層部にいる人間が、不正の責任を部下に押し付ける様を皮肉っているわけだが、問題は、そうした事態から自然に回復させようとする社会のエートスが欠如していることだ。こうした負のエートスが世の中に蔓延し始めるということは、その社会が崩壊し始めている、ということではないか。

この政権が、教育に口を出し、「道徳教育」を子供たちに課した。それが、どれほどの二ヒリズムをもたらすことになるのだろう。

白井聡氏は、その近刊「国体論」で、我が国の近代を明治維新から敗戦までの77年間と、敗戦から77年後になる2022年までの間の日本社会のエートスの相似形を指摘した。前半では、天皇を頂点とする国体が、我が国を敗戦という破滅に導いた。後半では、天皇制の上に米国という支配国が存在し、それに対し隷従するシステムがわが国を導いてきた。政官財のみならず国民をも巻き込んで、後半の国体がわが国を、前半で破滅に進んだのと同じ道に進ませている。・・・という議論が展開している。その後半の新たな国体のもとわが国を導いているのが、現政権だ。戦後レジームからの脱却を主張しつつ、自ら進んで隷従し、自らの姿を認識できない。そこに大きな誤魔化しがある。冷戦体制の時代は、それでも良かったが、冷戦構造が崩れた今、その矛盾が露わになる。この自己欺瞞の政治のエートスが、こうした誤魔化しと虚偽を社会に蔓延させている。

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ウソをついても

ウソをついて逃げられたと思っても閻魔大王が見逃さない!

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