FC2ブログ

「信号無視答弁」「ご飯論法」 

私は、リタイアしてから、自由な時間にはできるだけ国会中継を視聴するようにしている。そこで展開する与野党の現実の議論は、マスコミの報じるそれと大きく異なることが多い。マスコミ報道は、報道の時間が限られており、おそらくは首相・政権側の主張で報道を締めくくることになっている。それによって、いかにも政権がしっかり対応しているように聞こえる。予定調和の世界だ。

しかし、現実は、首相・政権側は質問にまともに答えないことが圧倒的に多い。この記事にある「信号無視答弁」「ご飯論法」が、政府・安倍首相の答弁に横行している。安倍政権以前はどうだったのか、国会中継を見る機会が少なかったので分からないが、安倍政権は、安倍首相を筆頭として、はぐらかし・誤魔化しの答弁があまりに多い。まさにposttruthの時代の寵児たちだ。嘘、誤魔化し、はぐらかしを議論の要諦だと思っているかのようだ。

森友・加計疑惑は、政権側が、真実を隠す、改ざんしてきたことにより、これほどまでに長い時間かけても解決していない。しかし、政権側から徐々にぼろが出てきており、結局、安倍首相が行政を私物化したこと、それを隠すために公文書改ざん・破棄・隠蔽してきたことが明らかになっている。それなのに、最終的に、安倍首相は自らの責任を取らない。その背景には、一定程度の世論の支持があるためと思われる。しかし、この行政私物化が、営々と築かれてきた民主主義の体制・制度を根本的に破壊しつつあることを我々は知るべきなのだ。政治への無関心は、それ自体一つの強烈な政治的対応、政治行動なのだ。マスコミ報道の政権寄りの予定調和報道に満足すべきではない。

国会の質疑の模様は、参議院・衆議院でアーカイブス化されている。時間のある方は、是非ご覧になられることをお勧めしたい。この記事にある、安倍首相の誤魔化し答弁、それに加藤厚労相等の「ごはん論法」に唖然とすることだろう。

以下、引用~~~

「信号無視」のモリカケ答弁 首相の言葉「赤」が3割
中崎太郎2018年6月18日11時37分

安倍晋三首相による「信号無視話法」の例

 安倍晋三首相らの国会答弁を独自に分析する手法が、インターネット上で注目を集めている。質問と関係のない答弁を「信号無視話法」と名付けて色分けしたり、質問の趣旨をずらした答えを「ご飯論法」と指摘したり。いずれも森友・加計(かけ)学園問題などに正面から答えない首相らの姿勢を浮き彫りにしている。

 立憲民主党の枝野幸男代表は3日、甲府市での講演会で5月30日に行われた党首討論をこう批判した。

 「赤と黄色で埋め尽くされている。とにかく聞かれたことに答えない。答えても論点をずらして答える」

 枝野氏が取り上げたのは「信号無視話法」。東京都の会社員、犬飼淳さん(32)が考案した。犬飼さんは党首討論での首相答弁を分析。質問にきちんと答えたら「青」、質問の内容を繰り返したら「黄」、質問と無関係だったら「赤」といった具合に色分けした。

 枝野氏の持ち時間19分で、そのうち約12分間を首相の発言が占めた。犬飼さんの分析では、文字数ベースで「青」は4%にとどまり、「赤」が34%で「黄」が41%。7割以上は意味のないやりとりになったといえる。

 犬飼さんが、この結果を党首討論の翌日にツイッターやブログで公開を始めると、反響を呼んだ。タレントの松尾貴史さんや立憲の公式ツイッターにリツイートされたほか、書き込んだブログの閲覧数が6万を超えたという。

 犬飼さんは昨春、友人の生活が苦しくなって社会保障制度を調べ、国会審議に関心を持つようになった。議論がかみ合わない国会のやりとりに驚き、分析しようと思い立った。その第一弾がこの党首討論だった。

 犬飼さんは「こうしたことを国民が意識することで、ごまかしの答弁はしづらくなる。今の一番の問題は、国民の無関心。無関心の人でも読みたくなる発信を続けたい」と話す。

「ご飯論法」も登場

 安倍政権が最重要法案とする働き方改革関連法案の審議で注目を集めたのは、「ご飯論法」だ。

 加藤勝信厚生労働相の答弁をめぐり、労働問題に詳しい上西充子・法政大教授が編み出した。「朝ご飯を食べましたか」という質問に、パンは食べたけど米の飯は食べていないので「食べていない」と答えるような答弁姿勢だとツイッターで指摘した。

 高年収の一部専門職を労働時間規制から外す高度プロフェッショナル制度(高プロ)をめぐる1月31日の参院予算委員会のやりとりを例に挙げる。

 高プロの導入理由としている「働き手のニーズ」について問われた加藤氏は、「私も色々と話を聞く中で、自分のペースで仕事ができる働き方をつくってほしいとの要望を受けた」と答えた。加藤氏が直接要望を聞いたと受け取れる答弁だが、その後、加藤氏は厚労省によるヒアリングに出席していなかったことが判明。6月12日の参院厚生労働委で、加藤氏は1月の答弁がヒアリングの話ではなかったことを認めた。

 「ご飯論法」は首相答弁に対する評価としても国会審議で取り上げられた。

 こうした答弁のおかしさは、一部だけを切り取ってしまうと伝わりにくい。

 評論家の荻上チキ氏はパーソナリティーを務めるラジオ番組で、国会の審議を長く紹介している。特定秘密保護法や安全保障法制の審議を聞いて思いついたといい、やりとりがかみ合わなくても長い場合は5分間流すこともあるという。

 荻上氏は「一問一答的にかみ合ったやりとりに編集してしまうと、質問に答えるまでの口ごもり方や消極的な言い回しなどが伝わらない。議会は政府の信頼性を問う場でもあり、政府の質問への消極的な姿勢もニュースといえる」と、その狙いを明かす。(中崎太郎)

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/6336-6b2e8e73