JARLの問題と、アマチュア無線の衰退 

JARLのカード転送会員の期限が、たしか明後日。払い続けるかどうか、少し迷いもあったが、きっぱりと辞めることにした。ついでに、永久会員の身分も返上しようかと思ったが、実質上返上しようがどうしようが関係なく、将来、JARLが生まれ変わる(その可能性は極めて低いのだが)ことも念頭におき、永久会員の身分返上は行わない。だが、JARLがさらに変な方向に行くようであれば、批判を記して返上する積りだ。

JARLの問題は、いくつもあるが、結局会員のこと、アマチュア無線の発展のことを考えていないことに尽きる。

まずは、JARLからJARDへ資産を移転し、JARLの財政的基礎を脆弱にしたこと。これは、原元会長に責任があるが、彼の跡を継いだ会長、理事達の責任も重い。

理事選を間接選挙にしたこと。これは法人格の問題もからむのかもしれないが、末端会員が、JARLの運営方針に関して態度表明する機会の大部分が失われた。草野氏JA1ELYのようなJARL幹部に批判的な理事を一方的に罷免することも平気で行われている。特定集団によるJARLの私物化である。

免許制度、保証認定制度等によって、JARDや、関連組織に利権を誘導することが行われている。聞くところによると、JARLの理事達が、天上がり、JARDの幹部に収まって、有給の身分になっている。新スプリアス規制をアマチュア無線に課すという、世界で例を見ない無意味な規制強化を行い、それによってJARD等に利益を誘導している。JARL幹部は、それに対する反対を表明せず、むしろ陰でJARDとつながっているように見える。私がアマチュア無線を始めた1960年代から、包括免許を実現するとスローガンを立てていたが、世界の潮流である包括免許制度からむしろ後退している。これも噂話程度だが、総務省当局が包括免許はどうかとJARLに問いただしたところ、JARLは不要と答えたとのこと。免許絡みで利権に与る彼らにしてみたら、包括免許等とんでもないということなのだろう。

このような組織が存続しうるわけがない。アマチュア無線人口は、最盛期の1/3にまで減少した。最近2年間は、減少速度が早まっている。現在のアマチュア無線家の平均年齢は、60から70歳台にあるのではないだろうか。早晩、我が国のアマチュア無線は、消滅する運命にある。上記の問題を真剣に考えなければ、その流れは早まることだろう。

こうしてタコが自分の足を食いちぎっているような様は、今の政官にも通じるところがある。

日本という国の衰退を表す一つの局面なのかもしれない。

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