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マスコミの使命は、権力の監視 

政府のスポークスマンである菅官房長官が記者会見で行う、望月衣塑子記者への応答が酷い。彼の答えは、二通り。「問題ない」か「担当部署へ聞け」の二つだけ。望月記者の質問事項は、国民として当然知りたいと思う政府見解である。それに対して、この紋切り型の意味のない返答は、応答を拒否することに他ならない。

菅官房長官は、望月記者の質問が始まると、司会者の官僚に目くばせする。すると、司会者は、「質問を簡潔に」とか「これで最後の質問にするように」と質問そのものを遮り、邪魔をする。これが、望月記者への決まった対応の仕方だ。

こんな記者会見は、ほとんど意味がない。

問題は、そうした状況を他の記者たちが、多くの場合見て見ぬふりをしていることだ。彼らは、記者クラブという同業の利益団体に護られ、それによって政府と「なぁなぁの関係」を続けている。望月記者の質問を、「跳ね上がり」とでも見ているのかもしれない。だが、それでは、記者会見は、政府の宣伝の場になってしまう。記者たちは、望月記者のように問題点に切り込むことが必要なのだ。そして、望月記者への酷い対応を批判すべきなのだ。

マスコミの人々すべてを十羽ひとからげに批判することはしまい。だが、現在、我が国のマスコミは、政府権力によって、ほぼ完全に権力監視の機能を剥奪されている。

米国のマスコミにも問題は多くあるが、政府寄りのマスコミであるか、そうでないかの違いを超えて、マスコミ活動への政府の干渉には団結して立ち向かっている。マスコミ記者、経営者が、政府と緊密な関係になることは厳格に禁じられている。マスコミ経営者が、安倍首相と定期的に会食を共にする我が国とは違う。

権力の暴走を止めるのは、マスコミの大きな使命のはずだ。奮起を期待したい。

以下、CNNのサイトから引用~~~

ホワイトハウスがCNN記者締め出し、競合他社が異例の団結
2018.07.27 Fri posted at 15:39 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米CNNのホワイトハウス担当記者が「不適切な質問」を理由に会見から締め出された出来事を受け、普段は競争の激しいホワイトハウス記者会が異例の団結姿勢を見せてこれに対抗している。

CNNのケイトリン・コリンズ記者は25日午後、主要テレビ局の代表記者として、トランプ大統領と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長との会談を取材した。

この場でコリンズ記者は慣例に従って、ロシアのプーチン大統領やトランプ氏の顧問弁護士だったコーエン氏について質問した。トランプ大統領は答えなかった。

ところがこの後、コリンズ記者はホワイトハウスのシャイン次席補佐官に呼び出され、その後の会見には出席できないと告げられた。会談の場でのコリンズ記者の質問が「不適切」という理由だった。

CNNはこの措置について「報復的な性格」と位置付け、同業他社も深い懸念を表明した。

普段はCNNと対立する立場にあるフォックスニュースは声明を発表し、「自由で束縛されない報道の一環として、我々の記者が十分な取材をする権利のために、CNNと強く連帯する」と表明した。

NBCのケーシー・ハント記者はツイッターへの投稿で、コリンズ記者が全テレビ局を代表して取材していたことに触れ、「あれはテレビ局を代表する記者からの質問だった。つまり今回の措置は、ホワイトハウスを取材する全テレビ記者に対して向けられた」と指摘。同僚のハーリー・ジャクソン記者も「私が彼女の立場だったとしても、全く同じことをした」とコリンズ記者を支持した。

フォックスのキャスター、マーサ・マッカラム氏は「ホワイトハウス記者会のメンバーを禁止するのは間違っている」とツイートしている。

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