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映画「日本と原発4年後」 

「日本と原発 4年後」全編がyoutubeで公開されている。

福島第一原発事故を経験して、脱原発の動きが一挙に高まった。だが、原子力ムラが徐々に蠢きだし、政官業それにマスコミまで加わり、原発の再稼働をし始めた。福島第一原発事故とは一体何だったのか、もう一度考え直すことが必要だ。

この映画全編を見て、原子力規制委員会の新規制基準の問題点を明確に教えられた。以下の三点を、映画は指摘している。

〇原発の立地は、人々の居住区域から離れていなくても良い、ということ。過酷事故が起きないという新たな原発安全神話によって、このような、以前よりも安全面で後退した立地基準が導入されたという。

〇同時に原発の複数の冷却系が失われることを想定していないこと。自然災害等では、同時に冷却系が失われることは当然想定しなければならない。福島第一原発で得たこの教訓を取り入れていない。

〇外部電源が失われる、具体的には外部電源の原発への送電系が破壊されることを想定していない。これも福島第一原発事故で起きた問題だ。原発再稼働を急ぐあまり、こうした基本的な問題を蔑ろにしている。

安倍首相は、繰り返しこの新規制基準が世界最高水準の安全をもたらすと語ってきた。だが、それは嘘である。原子力規制委員会の前委員長田中氏も、この新規制基準が安全を担保するものではないと言っている。原子力規制委員会は、ただこの新規制基準に従って審査をするのみである。原子力ムラの無責任さが、ここで明らかになっている。

福島第一原発事故で亡くなった方はいないと、原発ムラの人間はしばしば言う。だが、震災当時、原発事故のために救出されず亡くなった方、無理な移動を余儀なくされそのために亡くなった病気の方、さらに故郷を失った絶望で自ら命を絶った方がいる。原発事故で故郷を追われた方は、ただ住む家を失っただけではない。コミュニティ、仕事、それにそれまでの人生を失ったのだ。社会的に抹殺されたに等しい。

福島第一原発事故がアンダーコントロールだと国際社会に向けてのうのうと述べた安倍首相は、2006年に福島第一原発事故を予測した、国会での質問を受け、その心配はないと述べている。彼の責任は重たい。また、事故当時の東電首脳も、具体的な事故の予測の報告を受けながら、対策を取らなかった。彼らの責任も見過ごせない。

政官業それにマスコミを加えた原子力ムラは、息を吹き返しつつある。我々は、それを見過ごして良いのか。

映画はこちら。是非、拡散して頂きたい。

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