FC2ブログ

サマータイムを導入? 

東京オリンピックの「暑さ対策」として、サマータイムを導入することを安倍首相は考えているという。それに対する批判が方々なところから聞こえてくる。

まず「暑さ対策」にならないのではないか、という指摘。マラソンの出走時間を2時間早めて、暑さを避けられるのか。日中の運動がことごとく暑さで危険な状態になることには変わりがない。

PCを用いた機器が社会生活に多用されており、そのプログラムをサマータイムに適応するように書き換える手間とコストが膨大になる。とても2年間で準備できる事業ではない。また、その際にセキュリティの問題が生じる。立命館大学の上原教授が、そう断言しているとのこと。こちら。

サマータイムへの変更が、エネルギー消費を抑えるという視点もあったが、それはすでに実証的に否定されている。こちら。

サマータイム、それも2時間という大幅な変更、は人々の健康を阻害する可能性がある。特に生活パターンが夜型の人々にとっては、夏時間への慣れは、簡単なことではない。サマータイムへの変更により、健康障害が生じるという報告も諸外国で多くあるようだ。我が国で、夕方明るいうちに帰宅することが定着するかも分からない。定額働かせ放題を実現する、あの高プロ制度という労働時間規制緩和策が社会に入り込んできたら、結局、長時間労働が実現するだけ、ということになるのではないか。

要するに、この施策は、失敗することが分かっている。暑さを避けるためなら、暑さに影響される競技は、北海道で開催する。開催月日を秋に変更する、ということを行うべきだ。またジェネコンと電通に儲けさせるだけの商業主義に陥ったオリンピックを改めて開催返上することだ。電通が、IOCのメンバーに賄賂を贈った一件はどうなったのだろうか。このオリンピックは、最初から腐敗している。

それなのに、安倍首相は大乗り気である。その本意は、国民を彼の権力を用いて動かす、たとえ国民がそれを望まなくても、「オリンピックのため」という大義名分のために、国民を苦役につかせる、ということなのではないかと思えてくる。飛んでくるはずのない、北朝鮮のミサイルに対するためとして、頭を抱えて地べたにひれ伏すあの訓練と同じ匂いがする。

最近の安倍首相の行状を観ていると、それもあながちうがちすぎとは言えないように思えてくる。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/6538-27b8d12b