FC2ブログ

伊方原発再稼働は危険 

かって、福島の悲劇が起こる前、様々なシンポジウム等で原子力ムラの学者側代弁者を演じていた、大橋弘忠東大教授という方がいた。プルトニウムは飲んでも毒ではない、原発事故は隕石が衝突する程度の低い確率だ、といったことを、繰り返し述べていた。福島第一原発事故後、彼は大学にこもっているか、または研究者という立場から去ったのではないか、と漠然と思っていた。

彼のその後をググってみた・・・すると、原発事故の翌年からぞろぞろと原発推進の民間、公的な集まりで諮問委員をしたり発言をし続けていたようだ。彼は、今年春東大を定年退官した。きっと、その後も天下り先が、原子力ムラによって準備されているのだろう。

原子力ムラは、かように勢力を衰えさせることなく、さらに原発再稼働に向けて突き進んでいる。福島第一原発事故直後には、原発はすべて廃炉にする、というのがコンセンサスだったかに見えた。ドイツ等は、原発をすべて廃炉にする方針を打ち出した。ところが、政官財学の原子力ムラは、原発によってられる甘い汁を忘れられず、マスコミなども篭絡し、再稼働を着実に推し進めている。

伊方三号機の再稼働は、昨年末、広島高裁によって差し止めが命じられていた。ところが、ここにきて、広島地裁は差し止めを撤回し、その直後に、四国電力は、伊方三号機再稼働を始めた。まるで司法と業界が繋がっているかのような連携である。

阿蘇山噴火による火砕流の危険が迫っていないというのが、広島高裁の差し止め撤回の理由だ。阿蘇山噴火がいつ起きるのか、九州南部の喜界カルデラでの活火山活動がいつ再現するのか、だれにも分からない。南九州での溶岩だまりが増大していることも報告されている。こうした火山活動を正確に予測することはできないが、火山活動が活発化しており、いつ噴火が起きてもおかしくない状況にある。危険が迫っていない、という判断は誤りである。

さらに、伊方原発は、中央構造線の近傍にあり、中央構造線沿いに生じている地震活動が、その地域で起きる可能性も大きい。熊本地震では、最大加速度1600ガル程度を観測した。また、過去にわが国で観測された最大加速度は4022ガル。一方、伊方原発の最大許容加速度は620ガルに過ぎない。熊本地震程度の揺れが、伊方原発地域で起きたら、伊方原発は持たない。そして、伊方原発に深刻事故が起きた場合、佐田岬半島に住む人々の避難の手順が明らかになっていない(原発周囲の住民の避難について考慮されていないのは、どこでも同じ)。

このような事実を受け止めずに、原子力ムラの利権のために、伊方原発を稼働させることは危険すぎる。

以下、引用~~~

伊方原発3号機が再稼働

2018年10月27日 06時55分 TBS

 裁判所の仮処分を受け停止していた愛媛県の伊方原発3号機が、27日未明、およそ1年ぶりに再稼働しました。

 伊方原発3号機は、定期検査中だった去年12月、広島高裁が阿蘇山の巨大噴火のリスクを理由に、先月末までの期限付きで運転停止を命じる仮処分を出したため、停止が続いていました。

 しかし、先月25日、広島高裁の別の裁判長が仮処分を取り消し、四国電力は今月に入ってから核燃料を装てんするなど再稼働の準備を進めてきました。

 そして、3号機は27日未明、原子炉を起動し、去年10月以来、およそ1年ぶりに再稼働しました。これで国内で稼働する原発は8基になりました。(27日06:18)

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/6824-94767df1