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ホンジュラス中南米諸国と、イェーメンの苦境 

ホンジュラスから米国を目指す難民の問題が、米国中間選挙との絡みで注目されている。

ホンジュラスの現在の状況は、米国が関係しているというチョムスキー教授の見解が下記のインタビュー記事にある。チョムスキー教授は、高名な言語学者であり、米国の知性を代表する一人。

こちら。

ホンジュラスでは、穏健な改革派のZelayaが大統領になっていたが、その改革を快く思わなかった富裕層が軍部を動かして、2009年にクーデターを起こした。それ以降、ホンジュラスでは、暴力と犯罪が横行しており、人々の生活が成り立たなくなった、ということだ。そのために、ホンジュラスの人々を中心にして、グアテマラ、エルサルバドルの人々が米国を目指している、という。注目すべきは、1980年代以降、これらの国々では、米国の支配が続いていた。また、米国の利害のためにレーガン大統領はニカラグアに戦争を仕掛けた。ニカラグアには、国土防衛を行う軍隊がいたが、上記三か国は国家テロリストがいたに過ぎない。

ホンジュラスの上記のクーデター政権を、世界各国のなかで支持したのは、米国政権(オバマ!)のみであった。また、トランプ政権NSAのボルトンは、キューバ等を独裁国家のトロイカとして非難しているが、ボルトン・トランプ等は、米国の言いなりにならない国だけをそのように非難しているに過ぎない。あの犯罪的なイラク戦争の口金となった、ブッシュ元大統領による悪の枢軸国家のプロパガンダを思い起こさせる、とチョムスキー教授は批判している。

この歴史から、ホンジュラスの現状、そしてそこからの難民について、米国に責任がないとはいえない、というのがチョムスキー教授の見解のようだ。

マイノリティ分断を図り、国内問題の原因すべてを違法難民に着そうとするトランプ大統領は、武力を使ってでも、難民流入を止めようとしている。

さらに、最近のNYTは、イェーメンにおけるサウジアラビアの戦争、それに経済制裁の状況を報道している。経済が疲弊しきり、国民の多くが酷い困窮のなかにある由。200万人の子供たちが飢餓状態にあり、その内40万人は、生死の境にある。サウジは、トルコでのサウジ人ジャーナリストカショギ氏の惨殺を最近行った。米国のサウジ批判は、腰が引けている。サウジが、米国にとって武器貿易の大切な顧客だからだ。同じ理由で、イェーメンへのサウジの攻撃を米国は止めようとしない。

ここで注目すべきは、我が国も中東に武器を輸出しようとしていることだ。中東で開かれた武器見本市にわが国の企業も出品している。川崎重工と防衛装備庁の共同開発である、軍用輸送機C2に対して、サウジが関心を示していると報道されている。我が国を武器輸出国にしようとしているのが、安倍政権である。

かように、中東の非条理な戦禍に対して、我が国もそれを悪化させる方向で積極的な関与を行おうとしている。一部の軍事企業とそれに結託する政治家の利益のためである。

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