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JARDの実に”懇切丁寧な”スプリアス実測業務 

JARLのウェブサイト、ほとんど訪れることはなかったが、先ほど気の迷いで(笑)覗いてみた。

JARDが、スプリアス調査を熱心にしている。まだ実測されていないモデルを、JARDに調べさせてほしいというのだ。送料負担はおろか、荷造りまで業者にさせるという万全の手配。すべてJARD持ちである。事故が起きた時は、30万円までの保険に加入している、という。素晴らしい心配りだ。完璧なサービス!!

これまで費用と手間をかけてスプリアス調査をするのは、その見返りがあるからと踏んでいるからに相違ない。スプリアス保証認定で、後でガッポリ稼げると皮算用しているわけだ。そもそも、そのモデルを数台チェックしたところで、モデル全体に不要スプリアス輻射がないと「保証」することなどできないはず。不要スプリアス輻射は、同じモデルであっても無線機の個体差はあるだろうし、経年変化もある。また無線機の設置状況でも変わって来る。JARDがここで費やしたコストは、結局アマチュア無線家に転嫁され、さらにそれ以上の利益をアマチュア無線家から貪り取る。

ペーパー上だけの保証認定という制度は、行政が天下り組織に甘い汁を吸わせる制度構造とそっくりだ。その保証には実質的な意味はない。ただ、ペーパー上で保証するだけ。それに対して、一件数千円の手数料・保証料を取る。これは、ヤクザのしょば代稼ぎと同じだ。医療でも、医療機能評価機構という天下り組織があり、実質的に医学・医療面での意味が殆どない機能評価をしている。それに対して、医療機関は数十万から数百万の手数料を払う。こうした行政のしょば代稼ぎが、日本社会の隅々に張り巡らされている。JARL元理事は、JARDに天上がり、有給の理事となる。JARD、そして理事OBをJARDに送り込むJARLは、行政のしょば代稼ぎのやり方を忠実に真似て、こそこそとしょば代稼ぎをしようとしている。JARL会員は、JARL幹部のやり口に薄々気づきながらも、何も対応できず、いそいそとスプリアス認定の手続きを行い、JARDにしょば代を支払っている・・・悲喜劇である。

それが、アマチュア無線の将来を没落させることを知ってか知らずか、彼らは当面の小遣い稼ぎに精を出す。

ITUのスプリアス規制に伴い、アマチュア無線に新たな規制をかけた国は、日本以外にない。

コメント

諸外国の動向が気になっていましたが。
やはりそうなんですね。
がっかりです。
http://jk2cut.blog129.fc2.com/blog-entry-678.html

外国の規制状況を私が直接確認したのは、米国、ドイツ、シンガポール、オーストラリアだけですが、私が所属する世界的なCWオペのクラブFOC(本部は英国)で、この問題が課題として取り上げられたことは全くなく、日本のような規制をアマチュア無線に課している国はないものと考えています。

外国でこうした規制がないことだけではなく、ITU-Rで示された規制の内容を考えても、アマチュア無線に機械的にスプリアスエミッションの実測を課すことは、過剰規制であるといえると思います。関連するITU-Rを逐語訳し、この日本での規制の不当性を論じたポストがこちら・・・

http://nuttycellist.blog77.fc2.com/blog-entry-4266.html

さらに、保証認定制度という、これまた世界に類を見ない「やくざのしょば代稼ぎ」のような規制の不当性を論じたポストがこちら・・・

http://nuttycellist.blog77.fc2.com/?q=%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9%E8%A6%8F%E5%88%B6&page=1#entry4268

JARLにもこの規制の問題点を指摘したのですが、何も反応はありません。JARLの理事が、JARDに天上がり、有給の理事に収まる、という流れがあるようで、JARL幹部の利権になっているのでしょう。

1960年代から「包括免許」を要望するとJARLは言い続けてきましたが、むしろそうした動きを阻害しているのがJARLのようです。

JARLの幹部を我々が直接選挙することができなくなったのも大きな問題です。こうした問題を提起する場が失われました。

それでも、次の世代のためにJARL、その関係者には繰り返し問題提起して行くべきだろうと思います。

電波法と免許制度の基本

JARDとTSSが行っている保証は電波法第15条の「簡易な免許手続」の一部分であり、総合通信局職員が行う工事設計に関する技術審査の省略です。言い方を変えると行政の簡素化です。免許人側にメリットがある結果をもたらしますが、本質は行政側のメリットが目的です。同様に電波法第10条第2項の登録検査等事業者による検査または点検も総合通信局職員が行う検査の代行です。これも免許人側のメリットに見えますが、本質は検査職員の削減が目的です。
ところが、昨今行われているJARDによるスプリアスの保証業務というのは、免許人側のデータ提出の代行に当たります。その根拠法令はありません。総務省基盤通信局の指示と広報だけで運用している仕組みです。総務省は「法令改正なき制度改正」をスプリアス問題を契機に行っているわけです。これは電波法をなし崩し改悪する非法治主義なのですが、これを指摘するのは
今のところ小生だけです。
アマチュアだけの問題ではありません。電波の民主的利用にかかわる根本です。
深い議論に期待します。

規制緩和の側面もある

RRのスプリアスは「規制強化」とだけ受け止められていますが、帯域外周波数領域という概念を導入し変調に伴う不要発射の規制を緩めています。感覚だけでなく、改正内容の分析が大事です。
国内法も同じ内容です。ただし、総務省基盤通信局の行っている「スプリアスの免許人側による測定」は、現行電波法の立法精神を超える違法行為です。それに盲従する免許人が多いのは残念です。

Re: 規制緩和の側面もある

コメントをありがとうございます。過去にITUのRRに関して検討したポストをアップしています。「感覚的な」批判ではありません。

http://nuttycellist.blog77.fc2.com/blog-entry-4266.html

いずれにせよ、新たなITUによる規制に乗って、行政、JARL・JARDが自らに利益誘導を図っていることは、許されるべきことではありません。


> RRのスプリアスは「規制強化」とだけ受け止められていますが、帯域外周波数領域という概念を導入し変調に伴う不要発射の規制を緩めています。感覚だけでなく、改正内容の分析が大事です。
> 国内法も同じ内容です。ただし、総務省基盤通信局の行っている「スプリアスの免許人側による測定」は、現行電波法の立法精神を超える違法行為です。それに盲従する免許人が多いのは残念です。

Re: 規制緩和の側面もある

はい。承知しています。
JA1NUTさんが感覚的に受け止めていると発言しているのではなく、世間の一般(例えば「CQ」に見られる記事など)が間違っているとの意味です。
繰り返しになりますが、「データの提出を免許人側に求める」総務省基盤通信局の施策に問題の根源があり、国際基準や国内法には合理性があると考えます。総務省基盤通信局の邪な思惑がJARDの育成という現実になっているのです。この場合のJARDは免許人の業務の下請けです。
一方、これまでに行ってきた保証業務は当局の下請けです。この違いを認識すべきです。

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