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「アベノミクス」は弛緩しきった財政規律をもたらしただけ 

「アベノミクス」とは一体何だったのか、政府当局からその総括は聞こえてこない。

2%物価上昇目標は、少なくとも無節操な金融緩和からは生まれなかった。その先にある、経済成長も、もちろん無しである。

国の予算規模が100兆円を超えた。財政規律を失った、バラマキ政策だ。それも、大企業を中心とする法人に対するバラマキ、それに軍備拡張というバラマキ。

成長戦略の要と位置付けた原発輸出はことごとく失敗している。それはそうだろう、福島第一原発事故を受けて、原発が危険で高コストであることが、世界各国の共通認識になったのだから。第一次安倍政権で、福島第一原発事故を未然に防ぐことを拒否した安倍首相の原発セールスが上手くゆくわけがない。

安倍政権は、「アベノミクス」を反省することなく、無節操な金融緩和をさらに続ける積りらしい。金融緩和を引き締めると言ったとたんに、わが国の経済・財政はハードランディングをすることになる。国民は、まだ騙されている。「アベノミクス改」等あり得ないのだ。

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以下、facebookにあった経済学者久保田博幸氏の発言。

久保田博幸2018年12月20日 08:30
そっと更新されていたアベノミクス

先日、ツイッターで興味深いツイートがあった。首相官邸のアベノミクス「3本の矢」というページが更新されなくなっていたというのである。そのページを確認してみると、下記のようになっていた。

「このページは現在更新しておりません。「日本再興戦略」改訂2014(成長戦略2014)の内容をわかりやすく解説したページです。最新の情報は、こちらをご覧ください。」

アベノミクス「3本の矢」

この表現を見る限り、すでにアベノミクスは一定の役割を終えて、次のステージに移行しているかのような記述となっている。更新されなくなったアベノミクス「3本の矢」の成果については下記の表現があった。

「すでに第1の矢と第2の矢は放たれ、アベノミクス効果もあって、株価、経済成長率、企業業績、雇用等、多くの経済指標は、著しい改善を見せています。また、アベノミクスの本丸となる「成長戦略」の施策が順次実行され、その効果も表れつつあります。」

肝心の「物価」はどこに行ったのか。日銀による非常時対応というべき異次元緩和は2%という物価目標達成のために、政府の意向を組んで行われたものであった。2本目の経済政策についても具体的な成果は見えないなか、金融政策の異常さだけが際立っている。そしていつのまにか本丸が「成長戦略」になっていた。

その異常な金融政策を行っても、目標とした物価上昇はなかったが、結果として株価、経済成長率、企業業績、雇用等が改善したと結論づけるのはおかしくはないか。仮にそうであったとして、その具体的な経路についての説明が求められよう。

そして、「最新の情報は、こちらをご覧ください。」とのリンク先にあるのは、「アベノミクス成長戦略で明るい日本に!」というページである。

「平成30年6月15日、「Society 5.0」「データ駆動型社会」への変革に向けて、未来投資戦略2018を閣議決定しました。「未来投資戦略2018」では、IoT、ビッグデータ、AI、ロボッ トなどの第4次産業革命の技術革新を存分に取り込み、「Society 5.0」を本格的に実現するため、各種の施策の着実な実施を図りつつ、これまでの取組の再構築、新たな仕組みの導入を図ります。」

どうやらこれが「アベノミクス改」であるようである。もし当初のアベノミクス「3本の矢」が期待された成果が得られ、このため次のステージに移行したというのであれば、日銀の異常な金融緩和政策をより柔軟化させても問題はないということであろうか。そうであれば、その副作用を早めに軽減させるために日銀が動いても政府は干渉しないということで良いのであろうか。

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