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冤罪に対する国賠訴訟判決 

この事件の経緯をみて、自白・「被害者供述」だけに頼る捜査、裁判の危うさを見る思いがする。検察側には、冤罪を引き起こさぬように、被告を有罪に持ち込むこと「だけ」を考えた捜査・公判を行うことを戒めてもらいたい。冤罪を生まぬための捜査基準をもう一度検討すべきではないのか。被告の方の人生は戻らない。

2月22日に、柳原病院事件(こちら)の地裁判決が下される。「原告」が術後せんもう状態にあったこと、DNA鑑定はコンタミネーションでも起きることを十分検察側は検討せず、3年の求刑を行った。この事件は、被告の人生だけでなく、医療界に及ぼす影響が大きい。担当検察官・裁判官は、客観的な証拠、医療界からの意見を尊重すべきだ。

以下、引用~~~

「友人も仕事も失った、戻れない」強姦冤罪の男性の失望
有料記事

大貫聡子、多鹿ちなみ 2019年1月9日07時05分

 強姦(ごうかん)罪などで服役中に被害証言がうそだったとわかり、再審で無罪となった男性(75)と妻が国と大阪府に計約1億4千万円の国家賠償を求めた訴訟の判決が8日、大阪地裁であり、大島雅弘裁判長は男性側の請求を棄却した。男性側は控訴する方針。

強姦冤罪事件、女性の「うそ」で服役 裁いた国の責任は
 「(検事は)やや性急な感を免れないが、通常要求される捜査を怠ったというのは困難」「(うその告白を)うかがい知ることができる証拠は(裁判所に)提出されていない」

 判決は国側主張にほぼ沿う認定で、男性(75)の訴えを退けた。6年余り拘束された男性は判決後の記者会見で「何も反省しておらず、許せない」と失望をあらわにした。再審無罪が確定して約2800万円の刑事補償も受けたが、「汚名を着せられて多くの友人も仕事も失い、元に戻れるわけがない」と訴えた。男性側代理人の後藤貞人弁護士は「検察が無罪の可能性を検証せずに起訴しても過失はないとする、ひどい判決だ」と批判した。

 捜査機関や裁判所が冤罪(えんざい)を見抜けなくても、法的責任を問うハードルは高い。だが元刑事裁判官の木谷明弁護士は「明らかな冤罪だったのに、判決が裁判所や検察の責任を踏み込んで認定しなかったことは非常に残念だ。裁判所は検察の証拠を徹底的に検証して冤罪を阻止する使命があり、真相を見抜けなかった道義的責任を痛感すべきだ」と話した。

 性犯罪捜査での客観的証拠の取り扱いについては、大阪で捜査機関や被害者支援団体などが連携して記録や採取・保管などに関するマニュアルを作るなど取り組みが進んでいる。大阪地検と大阪地裁はこの日、報道各社からのコメント要請に応じなかった。(大貫聡子、多鹿ちなみ)

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