FC2ブログ

「自分の力で食えなくなった時が死ぬ時だ」 

以前のポストにも記したが、小泉進次郎自民党厚生部会長の発言は、自民党の方針と捉えるべきだろう。

その要旨は、「人生百年時代」という発想は、日本が世界に誇れる商品である。そのためには、現役世代の定義を18から74歳にまでにする。年金は75歳から支給する。健康寿命を考慮すると、健康を害したら年金を出そう、ということ。そして、前のポストにはなかった言葉だが、食えなくなったら死ぬこと、だと彼は言う。

食えなくなったら死ねと言う言葉は、個人の信念として述べるのであれば、問題がない。だが、年金・医療の実質的な政策策定責任者である小泉進次郎が述べると、強烈な異なる意味を帯びる。国の政策を、その線に沿って決めて行くということだ。死に方の選択は、きわめて個別的であり、政治がそれを規定するのは、国民の死をも政治が支配することになる。尊厳死を通り越して安楽死を政治的に進めることになりかねない。

自民党の社会保障・医療政策は、このようなものであることを、国民は理解しておくべきだろう。

以下、引用~~~

統計不正を猛批判も 進次郎「社会保障改革」の危ない現実
(日刊ゲンダイ)

厚労省の統計不正には、さすがに与党内からも厳しい意見が出ている。その急先鋒は毎度おなじみ、自民党の小泉進次郎厚労部会長だ。

「厚労省、目を覚ましてほしいというか、ちょっと危ないぞと」などと批判し、「解体的出直しの気持ちを持たないと社会保障改革はできない」と苦言を呈している。

だが、進次郎氏が思い描く社会保障改革も、国民にとっては「ちょっと危ない」。なぜなら、それは国民に「死ぬまで働け」と強いる冷酷なものだからだ。年明けの「福島民友」に掲載されたインタビューを読むとハッキリ分かる。進次郎氏はこう話している。

■74歳まで現役で働け

<厚労部会長として社会保障改革に取り組めば取り組むほど、間違いなく「人生100年時代」は日本が世界にアピールしていける商品という思いを強くしています>

<例えば「現役」の定義を18~74歳に変えます。今のままだと現役世代の割合は大きく減っていきますが、定義を変えれば30年先でも現役世代の割合はあまり変わりません

現役世代を増やすには定義を変えてしまえばいいとは、厚労省の統計不正と変わらない発想である。人生を「商品」と言ってしまうところにも、国民を労働力としてしか見ていない本心が透けて見えるが、インタビューの中で、進次郎氏は「死に方」についても不穏な発言をしている。

<父は動物や虫が好きで「ライオンを見てみろ。自分の力で食えなくなった時が死ぬ時だ人間も同じ。だから自分の力で食べられる時までが寿命であり、それが一番幸せだ」と言っています>

<私も延命は嫌ですね。痛みは取ってほしいけど。さっき生き方改革と僕は言いましたが、生き方と終い方はセットなんですよね>

要するに、国民は74歳まで働いて税金も年金保険料も納め、自分の力で食えなくなったら延命治療を施すことなく死んでいく。そういう未来図を夢想しているわけだ。

「国民人気が高い進次郎議員ですが、その実態は、弱者に冷たい新自由主義の申し子です。根っこの思想は安倍首相と変わらない。進次郎議員の政権批判はいつもポーズだけで、結局は政権維持に協力してきました。国民はパフォーマンスにだまされてはいけません」(政治評論家・本澤二郎氏)

自民党政権が続くかぎり、国民は搾り取られる一方だ。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/7194-bfe7964c