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電信によるコミュニケーション能力の加齢変化 

アマチュア無線のなかで電信による交信は、知的能力と、運動能力をともに必要とする領域のように思える。知的能力は、ある程度の語学力と、限られた時間に情報を伝達する能力だ。特に、当意即妙とは言わないまでも、相手のメッセージに即座に対応する必要があることが特徴だ。運動能力といえば、手首、手、指の微細な運動能力だけで、当然、心肺機能を鍛えるような全身運動とは全く異なる。筋腱骨格といった運動器と、随意運動の機能だけでなく、錐体外路系の機能も重要。人間に付与された能力のかなりの部分を使って行うコミュニケーションだ。

長い間、電信でのコミュニケーションを楽しんできて、その能力の変化を、自分自身、それに相手をしてくださっている方々の力量等から、その能力が、加齢とともに変化することを感じずにはおれない。

特に念頭にあるのは、加齢による能力の低下の問題だ。自分にとって切実な問題だからだ。

この能力は、鍛錬・経験を積むことによって、30歳代から40歳代にピークが来るように思える。その後、なだらかに低下してゆくようだ。

50歳代から60歳代にかけては、人生の経験が深まることことから、余裕も生まれ、コミュニケーションをとる相手として申し分ない(勿論、自分のことではなく、他の方々の観察から感じていること)。

70歳代になると、運動能力が落ちる方が多くなってくる。中には、関節炎を患うためもあるようだが、微細な運動に支障をきたし、短点が抜ける、余分に出てしまう、さらに短長点の間隔が適正に取れない、といった現象が生じる。

80歳代に入ると、それに加えて、短期記憶の問題が出てくる、相手の言うことに関心を抱いたり、理解することが難しくなってくることもあるようだ。この年齢になると、バグキー、ストレートキーはおろか、エレキーも適切に使えぬ場合も出てくる。その場合、キーボードを使うことになりそうだ。

90歳代以降でオンエアーに姿を現されること自体、奇跡に近いことのように思える。いや、実際その奇跡に出会うことが度々あり、嬉しくなってしまう。

これらの変化は、大雑把な印象であって、例外的な方々も沢山いらっしゃる。能力の劣化は致し方ないことといえ、相手に対する関心を抱き続け、上記の能力をいかに保ち、訓練するかということが、より長くこの趣味を楽しむために大切なのだろう。

さぁ、机の上の辞書をせっせと開かなくては・・・。

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