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毎日新聞経済観測的混合診療論 

毎日新聞的に、混合診療を経済観測すると、こんな出鱈目な発言が出てくるのか、という記事。

以下、引用とコメント~~~

混合診療=童 経済観測
07/11/21
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

経済観測:混合診療=童

 7日付の本欄「おかしなはなし」で、法律屋が国を滅ぼすと書いたが、これを訂正する必要がある事件が起きた。新聞等の報道からであるが、東京地裁が「混合診療を認めないのは法律違反である」との判断を示した由である。久しぶりに留飲の下がる思いがした。

この座敷童は、地裁の判決文を読んでいるのだろうか。「このような法解釈の問題と,差額徴収制度による弊害への対応や混合診療全体の在り方等の問題とは,次元の異なる問題であることは言うまでもない。」と、判決文にあり、この訴訟判決が、混合診療全般に及ぶものではない、と明確に記されている。

新聞のエッセー風の書き物とは言え、勉強不足を露呈している。恥ずかしくないのか。

 混合診療を認めると、お金持ちだけがいい思いをするといった反対論をまじめにいう人がいるのは驚きであるが、混合診療を認めると質の悪い医療が混入するといった厚労省や医師会の反対論も筋のよい話ではない。

米国の要求に基づき、日本の政財界および財務官僚が導入しようとしている、米国流の混合診療では、金持ちだけが最高の医療を受けられるようになるというのは、医療経済学の常識だ(李啓充著「市場原理が医療を滅ぼす」、ユウ ヘイキョウ著「「改革」のための医療経済学」等々)。

自分の不明を棚に上げて、滅茶苦茶なことを言うものではない。

 現実に起きている話は、これが認められないがゆえに、お金持ちはどんどん海外に先進医療を受けるために出かけていく。お金のたくさんない人は、よい治療法があると知っても全部自費ではできず、治療が受けられない、ということにならないか。

混合診療になれば、自費部分はどうなるのか。結局、十分な保険に入れる人間だけが、十分な医療を受けられるということになるのではないのか。

この文章、米国の現状を記したものと最初思った。しかし、日本の状況を表現したつもりのようだ。ピントはずれも甚だしい。
 
 もう一つ言えば、中身がよいか悪いかは、厚労省や医師会の判断できる話であろうか。今回のC型肝炎をめぐる動きを見ても、厚労省などという役所が信頼できるとは思えないが、それはともかく、科学の進歩は役人に判断できるほどゆっくりはしていない。

C型肝炎の問題は、製薬企業と官僚が、情報を隠蔽した問題だ。それが、混合診療と何の関係があるのか。意味不明だ。

 また、すべて公的保険で見なければならないというのは、財政状況だけを考えても無理である。そんなことは百も承知のはずなのに、いまだに十年一日のごとく、既得権者におもねって、混合診療を認めないなどと言っている役所は早く解体すべきである。

経済の専門家なら、国家財政の分配の問題に何故切り込まないのだろうか。公共事業や、特殊法人への補助金の問題を何故まず取り上げないのだろうか。混合診療を持ち込むことで、医療費総額が大きく増える。ある試算では、現在の総医療費30兆円(内、公的支出は8兆円のみ)が、40兆円程度に増えると言われている。国民一人当たり、年約10万円の増だ。実際に、混合診療が採用されている米国では、4人家族の月平均医療保険保険料が、1200ドル(約13万円)だということだ。

混合診療になって潤うのは、民間保険会社だ。

既得権者におもねっているのは、一体誰なのか。
 

 厚労省は、政管健保の赤字削減努力もせずに単にその赤字を組合健保に付け替える仕組みを導入しようと懸命になっている。このような役所は、ない方がましである。ということで、この際やはり法律家にも頑張ってもらう必要があり、その意味で前回書いたことを訂正し、心からおわびを申し上げる。(童)

この記事についても、心からお詫びを申し上げる日が、そう遠くない将来やってくることだろう。

そう言えば、無保険者が5000万人いる米国で、国民皆保険に近い制度を取り入れようとする政策に反対しているのは、マスコミだと聞いたことがある。毎日新聞も、やはり大企業べったりというわけなのだろうか。情けない話だ。





コメント

おつかれさまです。

もう、毎日新聞は医療について書いてくれるな、と言いたい。
まあ、大手のマスコミは、基本的には財界・アメリカ資本の奴隷ですもんね。
だから、年次改革要望書について、マスコミは全くと言っていいほど触れません。
先生がおっしゃる特殊法人への補助金の事や公共事業費・特別会計などにも真剣には触れない。
で、増税特集ばかり放送する。
日本のマスコミには正義はありませんね。


この毎日の記事を読んで、一般の患者の中から、「混合診療解禁賛成」の声が出ないといいのですが。

そうですね。

しかし、この文章、結局何が言いたいのと、童氏に訊いてみたいですね。

基本的には、厚生労働省バッシングの積りなんでしょうが、お粗末な知識しかないので、バッシングには全くなっていないですね。

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