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統計不正は、行政の私物化によって起きた 

官邸、中江元首相秘書官から厚労省が、統計不正に関わる「圧力」を最初に受けたのは2015年のこと。その当時、厚労省事務次官を勤めていたのは、村木厚子氏であった。彼女が、当時の首相秘書官からの圧力について、最近語ったことがリテラで報じられている。

中江氏は、問題意識を伝えただけと「圧力」を否定している。しかし、首相秘書官の言葉は、内閣人事局に官僚人事をすべて握られている現在、官僚にとってきわめて重たいものだ。当初、厚労省は、毎月勤労統計のサンプリングを検討する検討委員会を立ち上げて、これまで通りの方式で行くことに決めたが、同年9月、中江氏が担当官僚の姉崎氏に再び「問題意識(中江氏による表現)」を伝えたことで、その方針がガラッと変えられ、結局一部サンプリングローテーション方式に変更された。それによって、昨年の毎月勤労統計が、以前の全体入れ替えのサンプリングだった一昨年以前のデータに比べて、大きく上昇することになった。それが「アベノミクス」の成果だと首相は誇示することになるわけだ。

リテラの記事。こちら。

リテラの記事にもある通り、単なる「問題意識の伝達」であれば、事務次官までそれが上げられるはずはない。首相秘書官の言葉は、厚労省全体に激震として伝わり、その意向に沿った形で統計不正が行われた、ということだ。

村木元事務次官の言葉は重たい。

行政手続きが透明化されることが大切だという彼女の言は、行政を私物化しようとする勢力への精一杯の抵抗の言葉だ。

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