FC2ブログ

K5BGB 再び 

今夜、7メガに出て、何局かと普通の交信をした。最後の交信を終えて、これで今夜は打ち止めだなと思いつつ、CQを出した。すると、SHIN?と打って来る弱い信号があった。時々、茶化すために私のコールだけを打つ局がいるが、名前を打つ局はあまりいない。?と打つと、DE K5BGBときた。テキサスに住む旧友、Rodである。彼のことは、過去に何度も記した。1980年代から90年代にかけて、7メガの夜早い時間帯にしばしば交信させて頂いた方。1988年に私をFOCに推薦してくださった方のお一人。以前にも記したが、彼は、その後狭い住居に引っ越され、アンテナが十分なものを立てられなくなり、無線でお会いするのは1年に一度あるかないか、程度まで減ってしまった。

実は、二日ほど前に、emailにホルストの「木星」の演奏のyoutubeアドレスを送って来て、是非聴くようにとのことだった。そうしたclipを他人に聴くように強制することは殆どしないのだけれど、と奥ゆかしい・・・恐らく高校生たちが、どこか自然のなかに入って、その曲を演奏したものだった。ホルストは、とくに好みの作曲家ではなかったので、何と答えたら良いかと迷っているうちに、無線でお目にかかることになったわけだ。朝日が高原に差し、そこで若い演奏家たちがたっぷりと歌う演奏を繰り広げている。たしかに、気分爽快な演奏ではある。

返事を早くすべきだったがと詫びて、遅い時間にお目にかかれるとは思っていなかったと申し上げた。こちらの時間で午後10時前。あちらは、日の出の直後だったようで、QSBがあったが、いつもカスカスの彼の信号も7、8割方読める状態だった。家族の状態の報告を交換し、早々にお別れした。もう少し早い時間帯であれば、もっと長時間交信し続けられたかもしれない。

彼のキーイングが、30年前と殆ど変わらず、ミスのない、単語間隔を微妙に長めにとる美しいものであることに感動した。1980年代にうっとりとしながら、彼のキーイングに耳を傾けた・・・それと同じことが今再現されているということへの感動。しかし、こうしたキーイングの美しさに感銘を受けるCWマンは、もうほとんど絶滅危惧種になっているのだろう。彼は既に70歳代半ば。今でも、VK3CWB Maurieとの定期交信を続けているらしい。是非、これまで通り元気にCWに出続けて頂きたいものだ・・・彼のようなオペが築いてきた時代はそう長くは続かないという予感も感じつつ、だからこそ、こうした交信は得難いものだと改めて思う。

交信を終えてすぐに彼からemailが来た。そのなかに、私がOKをコンチネンタル風にEEK(EEの間隔は狭目)と打つのを聴いて、感慨深かった、そうした符号を用いるオペが殆どいなくなってしまった、と記されていた。長点四つが、CHを表すことを、彼との交信から学んだのだった・・・。

彼も、CWの黄昏の時代に入っていることを感じておられるのだろう。でも、もうしばらくは、また同じように彼の華麗な符号を聴き続けたいものだ。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/7355-05e11bf9