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U先生、逝く 

今朝、患者さんでごった返す診察室に、衝撃的な知らせがFAXで送られてきた。

近くで開業されているU先生が、昨日亡くなられたのだ。まだ52歳という働き盛り。地域の医師会の活動にも熱心で、昨年、夜間救急の立ち上げにはお誘いいただいて、何度か会合でご一緒させていただいた。まだ、青年といっても良い方で、大きな四駆の車で、私の仕事場にも何度かおいで下さったのだった。私とは多少スタンスが異なるが、医療の現状に問題意識を持っておいでで、地域の医師会活動を通して、改革に寄与したいという希望をお持ちだったのだろうと思う。地域の医師会活動には、殆ど関心を持たなかった私にも声を掛けてくださって、親切にしてくださった方だった。

肺がんとのことだったが、昨年夏お目にかかったころは、元気でいらっしゃったので、その後発病なさったのだろうか。小細胞癌といった、進展の早い病型だったのだろうか、などと様々な思いが、瞬時に頭を駆け巡った。

壮年と言われる年齢で、死んでゆく時、「遣り残したこと」が必ずあるはずだ。事業のこと、家族のこと・・・。どのようにその無念さに決着を付けられたのだろう、または最期まで無念の思いでおられたのだろうか。胸が締め付けられる思いがする。

人の命の儚さを改めて思う。特に、我々の世代以降では、いつでも現世に別れを告げる覚悟と準備が必要なのだと思う。

今日の午後は、マーラーの「復活」を聴きながら、彼を偲ぶことにしよう。

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