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本当の悪夢 

ポピュリズム政権は、敵を内外に設定し、それを攻撃することで、政権維持と権力の拡大を目指そうとする。

安倍政権・安倍首相は、そうした性格を色濃く持つ。

安倍首相が、7年前の民主党政権を今なお持ち出して、「悪夢のようだった」とこき下ろしている。

民主党政権時代、みんなの党幹事長だった江田憲司議員が、「本当の悪夢」とは何か教えようと、安倍首相に皮肉たっぷりに論じている。彼は、真正の保守主義者であり、優れた見識を備えている。

民主党政権は、その前の小泉政権に比べて、決して劣っていたとはいえない。有効求人倍率こそやや低かったものの、完全失業率・倒産件数・負債総額では、改善していた。リーマンショック・東日本大震災を経験する中での、このパフォーマンスは、少なくとも「悪夢だった」とは言えない、というのが彼の主張だ。

「本当の悪夢」とは、日銀が金融緩和政策からの出口を口にするといったことから、国債価格が暴落、金利の急上昇が起きることで、それによって国の財政が破たんすることだ、と彼は主張する。彼自身も、デフレの際中にあっては、金融緩和を行うべきことを主張してきたが、それは安倍政権が行っているように長期間、無法図に行うべきものではない。むしろ、現在は銀行の収益悪化のような副作用が目立ち始めている、と述べている。官製相場も異様な状況になっている。金融緩和政策から抜け出せぬことこそが悪夢なのだ、と彼は主張したいのだ。

ポピュリズム政権は、さまざまな策を弄して、権力維持を図ろうとする。内部から、そうした策謀を批判する声が出てこない。マスコミは、そうした政権に阿り、かつ支配されて、真実を国民に伝えようとしない。現状のわが国の経済財政政策は、自転車操業の経済犯罪の様相を呈している。7年前の民主党政権を悪夢だったと非難する、現実逃避から、すぐ目の前にある本当の悪夢に目を向けるべきだろう。

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