FC2ブログ

特別会計の闇 再々 

特別会計について、某BBSからの情報。特別会計と一般会計、特別会計自体に重複する部分もあるらしく、重複部分を除いた特別会計は、200兆円弱の規模らしい。2007年から施行された「特別会計に関する法律」によって、取り仕切られているようだ。

問題は、この会計の内容が国会で議論され、議決により決まるものではないこと(そのように聞いている)。いわば官僚の財布だ。公共事業等々に費やす会計である。道路特定財源によって、この先10年間に68兆円分道路を作り続ける、といったことも、この特別会計の規模からすれば、小さいことなのだろう。何十、何百兆円という規模になると、我々はその大きさが判断不能になる。しかし、国民に内容が明示される一般会計の何倍もの、特別会計が、闇の中にあることは明らかに異常である。この特別会計の闇を明らかにすることが、ぜひとも必要だ。そこにどれだけの、暗闇があるのだろう。

社会福祉予算を、5年間で1.1兆円削減することになっている。1.1兆円等、この特別会計の規模と見比べれば、極めて小さい額ではないか。それなのに、削減することに血眼になっている、財務省・厚生労働省の意図は何か。自らの利権のからむ特別会計にメスが入ることを嫌ってのことなのではないか。財務省の医療費削減の論理を、彼等の説明文書から読むと、彼等が目的のためには事実を曲げて、無理やり自論を通そうとする、きわめて不自然なやり方が目に付く。元来、優秀で、経験豊かな行政マンのなかの行政マンであるはずの彼等が、こうした事実を曲げ、破綻した論理を押し通そうとするのは何故なのだろうか。

特別会計の内容を国民の前に一切合切明らかにすることを要求する。そこで利権がらみの不正な金の動きは無いのか、財務省お得意の、合理化・効率化ができないものなのか。

以下、某BBSからの孫引き~~~

'07年10月8日の日経新聞朝刊「ゼミナール日本の財政」(25)によると、

特別会計の予算の歳出は362兆円で、同年の一般会計83兆円の約4.4倍(重複部分を除くと、約2倍)です。

また、特別 会計の何のために積み上げているのか不明な積立金が211兆円、'04年の余剰金は43兆円だそうです。一般会計の税収は36兆円程度。

外為特別会計の'06年度の運用益は約3兆7千億円、年金特別会計の運用益も約4兆円もあります。合わせて約8兆円。これは、消費税1%が2 .5兆円ですから消費税分の3%に匹敵します。

コメント

日医総研ワーキングペーパー

前田由美子日医総研主任研究員の労作をいくつか拝見して勉強させて頂きました中にこのようなものもありました。

日医総研ワーキングペーパー
http://www.jmari.med.or.jp/research/working.html
前田由美子主任研究員
NO. 145
国民に近づかない「離れ座敷」特別会計-特別会計改革の検証-
http://www.jmari.med.or.jp/research/dl.php?no=354

●概要
◆ 特別会計には2005年度当初予算で37.2兆円、決算で51.0兆円の歳計剰余金がある。剰余金の多くは、会計内で翌年度に繰り越される。また、決算が重視されておらず、剰余金が出ていても、予算は予算でとる、という仕組みである。
◆ 特別会計には2005年度決算で、積立金が210.8兆円ある。このうち年金積立金142.3兆円は国民に対する負債とされているが、このほか財政融資資金特別会計の積立金が26.4兆円あり、12.0兆円が国債償還財源に充当された。この措置は1回限りのものとされているが、継続も検討されるべきである。また、外国為替資金特別会計には積立金15.6兆円のほか、外貨証券が75.5兆円ある。最近は市場介入を行っていないので財源としての必要性は低下している。輸入代金決済のための外貨準備という側面から見ても過大である。
◆ 特別会計の借入金の多くは、減税のため発行された地方債の償還(国はその費用を特例交付金として交付)のためである。国と地方の歳出改革がちぐはぐに感じられる。
◆ 政管健保が含まれていた厚生保険特別会計は、2007年度に国民年金特別会計とともに「年金特別会計」に統合された。年金記録問題で発生する追加費用は、一般会計からまかなわれる予定であるが、お金に色がついているわけではないので厳重な監視が必要である。
◆ 特別会計では、依然として多くの剰余金がプールされており、かえって不透明になった会計もあるなど、まったく国民にわかりやすい形に近づいてはいない。特別会計への切り込みは、なお、厳しく進められるべきである。

有益な論文の情報をありがとうございます。これだけ巨額の会計が、国会・国民の監視外にあることは異常事態ですね。2200億円削減されることにより、医療が崩壊しようとしている一方、数十兆円の余剰金がある。どう考えても、おかしなことです。

年金会計も、厚生年金・国民年金で統一されましたが、共済だけは入っていないのではなかったでしょうか。公務員は、年金破綻を見越して、自分達の年金だけはそれを免れさせようとしているのではないでしょうか。

また、年金と同様の問題が、公的な保険にもありそうな気がします。

またいろいろとご教示下さい。特別会計の闇は、何としても白日の下に晒さなければならないと思っています。

その後、調べたところでは、特別会計予算も国会での審議・議決を経て、実施されるようです。ですので、私のエントリーの中の、国会での審議を経ないという表現を取り消します。

しかし、各特別会計独特の財務会計処理を行なうことが多く、また特定財源のように硬直した財源の問題もあります。少なくとも、特別会計の内容を国民に詳細に知らせる仕組みになっていないように思えます。

民営化された道路公団の財務状況は、公的組織であった時よりも、我々が知ることがより難しくなったということはないのでしょうか。

年金問題も、特別会計の一つですが、特別会計の情報が国民に分かりやすく説明されていれば、今回明るみに出たような統治機能の不全状況は、より早く周知のこととなり、対策が打てたのではないでしょうか。

一般会計については、かなり詳細にマスコミも取り上げますが、特別会計については、その規模が大きいのに拘わらず、マスコミは殆ど取り上げようとしません。マスコミが、官僚のコントロール下にあるか、官僚の出す情報だけに頼って、報道している可能性があるように思います。

引き続き、特別会計については注視して行きたいと思っています。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/751-5f86b6ef