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「クロ現」国谷キャスターを下ろした、当時のNHK放送総局長が、専務理事に復帰 

NHKのテレビで夜7時のニュースのあと、優れた報道番組が23年間続けられていた。「クローズアップ現代」である。キャスター国谷裕子氏は、能力のあるキャスターで、様々な事件・事象の背後にある問題を的確に視聴者に提示してくれていた。だが、3年前に、突然彼女は、キャスターの任から降ろされた。その経緯は、こちらに詳しい。集団的自衛権について、鋭く菅官房長官に切り込んだことで、不興を買ったと言われている。安倍首相にしろ、菅官房長官にしろ、政治家としての能力はおろか、懐の深さがない。菅官房長官が、現在、記者会見で舌鋒鋭く質問を続ける東京新聞望月衣塑子記者を潰そうと画策していることは、この国谷氏をキャスターから降板させたことと同じ動機だ。こうして優れたキャスター、記者を第一線から引きづり降ろすやり方は、菅官房長官の基本的なスタンスである。

国谷氏降板を実際に命じたのは、官邸と密接な関係にあった、NHKの当時の放送総局長 板野裕爾氏だった。あの一件のあと、一時彼は関連会社に移動になっていたが、今回、専務理事に復帰することが決まった。安倍政権が、マスコミ、とりわけNHKを支配しようとする強烈な意図を示している。

NHKの政治報道が、視聴するに堪えぬ政権にベッタリの姿勢であることは繰り返し述べた。これで、その姿勢がさらに強固なものになる。

以下、引用~~~

NHK、板野裕爾氏が専務理事に異例の返り咲き
毎日新聞2019年4月8日 21時05分(最終更新 4月8日 21時33分)

 NHKは、元専務理事の板野裕爾(ゆうじ)NHKエンタープライズ社長(65)を専務理事に復帰させる人事案を固めた。板野氏は、政権との距離が問題視される言動を繰り返した籾井勝人(もみい・かつと)前会長時代に専務理事を務め、「会長の一番の理解者」と呼ばれた人物。官邸と太いパイプを持ち、かつ政権の意向を番組に反映させたと言われる板野氏の異例の返り咲きに、NHK内部からも批判の声が上がっている。

 専務理事は執行部で会長、副会長に次ぐ地位で、現在は3人。9日の経営委員会に提案され、同意されれば、25日付で発令される。

 板野氏は経済部長、内部監査室長などを歴任し、12年に理事に。籾井前会長が就任後の14年4月から2年間、専務理事を務めた。「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」など、籾井前会長が公共放送のトップとしての資質を疑わせる言動を繰り返し、理事との関係が冷え込む中、板野氏は籾井前会長を支えた時期が長かったと言われる。

 16年3月に「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターが番組を降板。複数のNHK関係者によると、番組全般を統括する放送総局長だった板野氏が、番組に対する政権内の不満を背景に降板を主導したとされる。また、15年の安全保障関連法案を巡る国会審議中、個別の番組で政治的公平性を保つのが難しいとの理由で、安保関連の複数の番組の放送を見送るよう指示したとも言われる。関係者は板野氏の復帰に「放送現場が一層萎縮しそうだ。過去の経緯もあり、内外から批判が集中することも避けられない」と危惧する。【屋代尚則、井上知大】

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