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重症先天性心疾患が2011年以降増加している 

放射能は、DNA修復の異常を引き起こすので、細胞分裂・成長の盛んな組織、それに成長を遂げる小児に異常を引き起こす。

子供の重症先天性心疾患が2011年以降、有意に増加したという報告を、名古屋市大の研究者が米国の権威ある雑誌に発表した。

こちら。

劇的な増加ではないが、確かに増えている。AVSD+othersという範疇は50%近く増えている。原著論文をみていないのだが、原発からの距離、または被曝量と、発症の多寡に相関があるかどうか、といったことは知りたいところだ。

手術症例を集めたものなので、発症自体が増えていることを直接示したものではないが、重症先天性心疾患症例の大多数は外科的な治療を行わないと生き延びることができないので、両者はほぼイコールと考えてよさそうだ。

問題は、この報告の内容がわが国でほとんど報道されないこと、それにこの研究を行った方が科研費を続けて得られず、研究を続けることが難しくなっているということ。

原発事故による疾患は、小児の甲状腺がんが有名だが、チェルノブイリ事故の経験からしても、他の疾患が増える可能性はある。

この研究の内容は、継続して行うべきことだろう。だが、あたかも福島第一原発事故は過去のことと政治もマスコミも扱っているように思えてならない。

経団連会長は、原発の再稼働、それに新設を行うべきだという信じられないことを言い出している。電力業界は、第二の核燃料サイクル施設の建設を目論んでいる・・・そのコストは12兆円。

もう一度原発事故が起きたら、わが国は立ち行かなくなる。それで良いのだろうか。

福島第一原発事故の影響は、まださまざまな形で出てくる可能性がある。この重症先天性心疾患症例数の動向を含めて、しっかり注視して行く必要がある。

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