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高齢者運転、事故 

あの悲惨な池袋での事故、運転者が「上級国民」扱いではないかとネット上で炎上している。そうした区別があるのか、私も知りたいところ。何しろ、私の元の職業の方が何か事件に巻き込まれる、いわんや容疑者になったとしたら、その時点で、姓名をマスコミは敬称なしに大々的に報道する。その職業の人々は「上級国民ではない」ことは確かだ。

この運転者で腑に落ちないのは、事故直後、車のトラブルが原因であるかのように述べていたこと。今のところ、車には問題がなさそうだということになっている。責任回避をするために、車のトラブルが原因であると述べていたなら、それは厳しく糾弾されるべきだろう。

同じ事故を繰り返さぬために、原因の徹底した究明が必要だ。

高齢であることが、事故発生に間接的に悪い方向で作用していたことも事実だろう。だが、ネット等で、これを機に高齢者ドライバーから免許を取り上げる、ないし免許を更新しにくくするという議論が多くあるが、少し違和感を感じる。

年齢層別交通事故発生率が警察から公表されている。交通事故発生率は、10代から20代前半が圧倒的に高い。それは他の年代の3から4倍に達する。その後、年長になるにつれ減少し、40代で底になり、その後確かに緩やかに上昇する。80歳代を過ぎると、明らかに上昇するが、若年層に比べるとまだ低い。 これについては、以前のポストで記した。

この交通事故発生率を把握せずに、高齢者ドライバーを一緒くたに断罪している議論が目立つ。それは正確な議論ではない。

この池袋の事件のようなケースは例外で報道される意味は大きいと思うが、警察は、高齢者の交通事故を積極的に報道させている節がある。どうも、それには意図がありそうだ。一つは、高齢者講習に関わる利権の拡大、それにおそらく警察から天下りを多く受け入れているであろう自動車業界への「忖度」だ。高齢者講習にどれだけ意味があるのか、私は疑問に感じている。もちろん、明らかな認知症のケースを免許を受ける方から除外することは大切なことだが、あの短時間の講習にどれだけの意味があるのだろうか。また、いわゆる自動運転、ないし運転補助機能のついている車を高齢者に売り込む意図が、自動車業界にあるのではないかと疑わせる。高齢者には、そうした車しか運転させないようにするという議論が見え隠れしている。

私が最近手に入れた軽は、そうした安全のための運転補助機能がバッチリついている車だが、これで交通事故をどれだけ防げるかはかなり怪しい。おそらく、接触事故程度はある程度防げるかもしれないが、深刻な事故は防げないだろう。現に、私の車のハンドルのところに、運転補助機能に依存するなというタッグが吊り下げられていて、苦笑したものだ。メーカーも、現在の運転補助機能には事故の防止に決定的な役割はないことを知っているはず。

あの事故で、奥様とお嬢様を一度に失われた方の悲しみがいかばかりかと想像する。また、運転をしていた元官僚も、人生の晩節を汚すことになったことを悔やんでいることだろう。高齢になると、注意力、瞬発力が衰え、さらに体の機能に支障が出る。できれば運転せずに生活できるような環境で生きられると一番良いのだが・・・。少なくとも、田舎で生活する限り、足としての自動車はどうしても必要になる。これを機に、さらに運転時に神経を集中しなければならないと思った。

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