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日米貿易交渉の行方 

かって、安倍首相・自民党は「TPPを決して受け入れない」として選挙を戦ったが、選挙後3か月もすると、TPP容認どころか積極的な支持に回った。

安倍政権は、地方産業・農業のことは見捨てている。大企業が利潤を上げられれば良い、米国の希望するグローバリゼーションに乗れば良いと考えているようだ。

当初、TAGという聞きなれぬ名称を掲げて、日米貿易交渉が物品の関税だけの交渉だと、国民に誤った情報を、安倍政権は流した。実態はサービス制度部門を包括的に含むFTAなのだ。米国政府は、それを明言している。

で、貿易交渉を5月に合意するとトランプ大統領に切り出された。その内容は、まだ我々には伝わってこない。米国側は為替条項等を含み、TPPよりも厳しい内容とすることを目論んでいる。大統領選に向けて実績としたいトランプ大統領としては、容赦せずに、日本側に譲歩を求めてくるはずだ。トランプ大統領と蜜月関係をいかにアピールしようが、彼は「商売人」だ。プーチン大統領との親密関係を演出しても、何も得ることはなかったが、トランプ大統領からも同じ手痛い扱いを受ける可能性が高い。

問題の多いF35を147機輸入し、その購入・維持費用は1兆円をこすといわれている。一基800億円といわれたイージスアショアの価格も二基の維持費を含めると6000億円にまで膨れ上がっている。米国の言いなりである。

安倍首相は、北朝鮮への働きかけをトランプ大統領に依頼しているようだが、何故本人が動かないのだろうか。北朝鮮とのパイプを持たないのは、関係五か国中わが国のみ。

安倍首相に一体外交ができるのか、深刻な問題だ。

以下、朝日新聞より引用~~~

「トランプ氏に振り回された安倍首相 会談でまさかの発言」
ワシントン=別宮潤一 2019年4月27日20時11分

 26日午後(日本時間27日午前)にワシントンで開かれた日米首脳会談で、安倍晋三首相はトランプ大統領の機嫌を損ねず、蜜月関係をアピールする「抱きつき外交」を展開したが、思惑通りにはいかなかった。トランプ氏は日米貿易交渉の5月末合意に言及。日本としては受け入れられない想定外の発言に首相は振り回された。

 通訳だけを入れて45分間開かれた1対1の会談。記者団に公開された冒頭、トランプ氏は米メディアから日米貿易交渉の合意時期を問われ、「(5月末の)訪日の際に日本でサインするかもしれない」と答えた。首相は首をかしげ、顔を一瞬しかめた。残り1カ月での合意は現実性が乏しいうえに、日本側が「まったく聞いていない話」(同行筋)だったからだ。

 米国の求めに応じて農産物の輸入を増やせば、日本国内の農家から反発が出る。日本としては、結論を出すのは最速でも7月の参院選以降と踏んでいたが、トランプ氏は会談で「農業分野を重点的に議論している。日本は米農産物に巨額の関税をかけており、安倍首相もそれをわかっている」とも指摘した。

 日本政府関係者によると、記者団が退室してから首相は日米貿易交渉の5月末合意は難しい旨を伝え、トランプ氏は「そういうことか。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と茂木敏充経済再生相に任せよう」と応じたという。交渉の行方は見通せないが、「3カ月連続で日米首脳会談を開くのは、トランプ氏が困ったことを言い出さないようにするため」(外務省関係者)という狙いは大きく狂った。

 会談後、首相は記者団から貿易をめぐる協議内容を問われたが、「『共にウィンウィンになるよう交渉を進めていきましょう』と申し上げた」と交渉加速に触れるにとどめた。むしろ北朝鮮問題について議論した内容に重点を置いて詳しく語り、トランプ氏から日朝首脳会談に向け「全面的に協力するという力強い言葉があった」と強調した。

 首相はこれまでもトランプ氏をノーベル平和賞に推薦するなど良好な関係維持に腐心。今回は日本政府関係者が「訪米の最大のイベントはメラニア夫人の誕生会出席」と語ったように、首脳同士の蜜月によって「貿易」に焦点があたるのを避けたかったのが本音だ。トランプ氏の今回の発言について、日本政府は「5月の合意はない」(政府高官)などと、火消しに躍起になっている。(ワシントン=別宮潤一)

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