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歯科医療の現状は、医療全体の近未来像 

現在の歯科医療の状況は、医療全体の近未来だ。

歯科医師が増産され、その一方歯科医療のコストは抑えられ続けてきた。その結果、歯科医療は薄利多売、歯科技工はコストカットを求めて海外へ発注である。こう言っては語弊があるかもしれないが、「安かろう、悪かろう」へ一直線である。歯科医師会幹部は、間接選挙であり、一般会員の要望ではなく、行政の要望に従う傾向がある。

優良な技術を持つ歯科技工士が枯渇するという事態も驚きだったが、自殺者を出すまでに現場の歯科医師を追い詰め、個別指導という行政支配の手段を用いて、あくまで医療機関の診療報酬を減らそうとする行政に静かな怒りを感じる。

政府は、社会保障予算を、自然増分を含めて毎年5000億円、機械的に減らし続けている。それが歯科医療、さらには、医療全体にジワリと効いてくる、ということだ。現政権を支持するということは、政府・行政それに業界上層部のやりたい放題を認める、ということだ。

以下、MRICより引用~~~

現在とこれからの歯科界を担う皆さんへ

津曲雅美

2019年5月8日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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現在とこれからの歯科界を担う皆さんへ

4月の所属群市区歯科医師会の例会で、以下の要望を出すつもりでしたが、出すのは止めました。どうにもならないと考えたからです。それより、不特定多数の皆さんに届ける方が得策だと考えました。歯科技工士は近い将来、実質的にはいなくなると思います。滋賀県歯科医師会の会立歯科技工士専門学校は定員20名のところ学生数4名まで落ち込み、今年3月に閉校になりました。知る限
りでは、歯科技工士の技術は落ちました。人手不足で、いい技工士さんが来ないそうです。いっとき、あれだけ騒がれた中国への技工物委託、その結果とんでもない技工物が患者さんの口に入る、歯科医師も生活に困窮し、安い中国に委託する、まずは売り上げ至上主義に陥る、長らくこの世界に居た者として、阿鼻叫喚の地獄絵図を見る日がそこまで迫っていると感じます。ある私立歯科大学に合格し、ある歯科衛生士専門学校は落ちた方がいるそうです。歯科医師の質も落ちたと感じます。

時局対策委員会設置の要望

国民は税金を払い、国会議員、地方の首長と議員に選挙権と被選挙権をもっています。構成員全員が平等な基本的権利をもつ、これが近代社会の鉄則です。我々は日歯と県歯と群市区歯の個人会員です。県歯などには一応基本的権利がありますが、日歯に対しては会費を払うだけで、基本的権利は全くありません。日歯代議員は会員から見れば間接選挙、日歯会長は間接の間接選挙で、こういうのは「ない」というのです。金だけ払って無権利、皆さん、こんなことをよく我慢していますね。個人的と言われても、私には考えられないことです。

日歯は個人会員をもたない連合体ではありませんし、社会的には日歯の歯科医療に対する意思決定は、歯科医師の歯科医療に対する意思決定です。役員は会員の審判を受けないから、やりたい放題してきました。京都贈収賄事件、日歯連事件、東歯大同窓会贈収賄事件そして2007年の技官の恫喝による都歯会員の自殺事件のときの日歯と都歯の黙殺・・・これらは役員がやった犯罪で、会員は全く無関係です。会員が無権利だからチェックが効かないのです。

また、そうだから平成16年の東北歯会連絡協で福島県の安斉専務が「日歯が保険医の指定を行うよう主張すべきだ」と発言しています。平成17年の都道府県歯科医師会会長会議では井堂日歯会長が「歯科医師免許更新制導入に関し、日歯が主導権をとり、そのために日歯生涯研修を重用するべき」と発言しています。

2009年の千葉県歯の代議員会で「集団的個別指導について、点数が下がらなければ個別指導だと威圧的な指導が行われている。会員擁護の立場から県歯は千葉厚生局とどのように対応しているのか」との藤本代議員の質問に、大河原理事は「日歯はこの問題に触れると更に厳しくされる、との懸念をもっている、政治的なアプローチが必要だ」と腰の引けた回答をしています。

そして2007年技官の恫喝による都歯会員自殺事件では、桜井議員と小池議員、保団連と東京歯科協などがあれだけ闘ってくれたのに、日歯と都歯は完全に無視しました。こんな犯罪ばかり起こして、会員に対して権力を持とうとして、そして会員擁護はしないのです。まさに無責任状態です。

これが日歯の現状です。無権利でお任せするのと、権利をもったうえでお任せするのは、意味が違います。日歯会員が日歯会長、日歯代議員に直接選挙権をもつべきです。

ある方が「厚労省は日歯の言うことしか聞かない。一人一人の歯科医師の意見を聞いていたら、きりがないから」ということでした。私も二度厚労省を尋ねましたが、面会拒否でした。保団連が厚労省と話し合いの場をもてるのは、主に共産党の国会議員の紹介があるからで、日歯は議員の紹介なしで厚労省と話し合えます。個人や小グループで国や国民にアッピールしている方がいます。
勇気ある行動で敬意を表します。だが、歯科医療のことを本当に考えるなら、職域代表団体である日歯にモノを言わせるのが正道だと思いますし、それに手を付けないで・・というのは大きな片手落ちだと思います。まずは日歯を変えることです。

また、中医協で多数決で負けるのは仕方ありません。改定点数はもらっておかないと、もっと悪くなりますから、もらうべきです。その上で「しょうがないから受けますが、これでは、こんな低報酬では物理的にできません。どうなってもしりませんよ」と毎回言っておくべきです。そうでないと、認めます、それでOKですということになります。

日歯会長、日歯代議員の直選を実現させ、日歯を会員のための組織にする、中医協でどうなっても知りませんよ、とダメ押しをする、これら二つは、歯科医療、歯科界が生き残るための生命線です。今でも99%歯科界は凋落すると思いますが、これら二つができなければ、歯科界の再生は完全に断たれます。

以上の理由で、本会や滋賀県歯に仮称時局対策委員会を設置して、日歯などに直接要望する事を要望します。私は歯科界を去る身です。関係ないと思ってます。しかし、一生の職業として歯科医師を選んで、そして生きてきました。愛着はあります。歯科医療を守るためにお考え下さい。

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