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医療事故調・混合診療・高齢者医療 

医療事故調の在り方が、今年の医療での最大の問題だったのではないだろうか。

東大医科研の上氏が、この問題を歴史的な経緯を含めて紹介している。是非、ご一読されたい。ここ

改めて、この問題の経緯を知ると、官僚の無責任さと、政治家が官僚に依存していることが分かる。

医療事故調が、官僚の立てた枠組みで成立すると、救急医療は成り立たなくなる。死とつばぜり合いの医療、その典型が救急医療だが、を行うと、結果が悪ければ、刑事訴追される。とすると、そのような医療を誰も行わなくなる。結果、国民が必要とする医療を受けられなくなる。

来年から、後期高齢者医療制度が始まる。その経済負担は、選挙対策で先延ばしにされている(何と卑怯なやり方だ・・・それが分かっていても、国民は黙ってしまう・・・)。さらに、病床数は削減され、在宅医療が進められる。病院に入院できぬ高齢者に医療介護を与える役割の家族は、果たしているのだろうか。この側面からも、医療が国民の手に届かないものになりつつある。

混合診療の推進が、経済界を中心に唱えられている。あまりの酷い労働環境、収入に業を煮やした医療人の中からも、混合診療を進めるべきだという声が挙がり始めている。国民皆保険は、すでに反故にされつつある。混合診療になると、医療費は確実に高騰する。その多くは、金融保険資本などに吸い上げられることになる。民間保険に入れず、医療費を支払えなければ、医療は受けられなくなる。ここでも、一番痛手を受けるのは、病に苦しむ社会的な弱者だ。

来年は、どのような年になるのだろうか。正直、武者震いのおきる状況になるのではないか。

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