FC2ブログ

パブコメ募集だそうだ・・・ 

今春の診療報酬改定について、パブリックコメントを求める通知が、厚生労働省から出されている。

「平成20年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関するご意見の募集について

ということだ。

私の関心事でもあることもあり、どのように書き送ろうか、まだ考えている。というか、中医協での「現時点の骨子」とやらを読んで、彼等のピントが根本的にずれていることを改めて知り、これではパブコメの募集は、医療人のガス抜き、または官僚のアリバイ作りにしかならないと思うようになった。

「現時点の骨子」のキーワードは、患者側の視点、効率化、勤務医と開業医の格差是正である。本音は、医療費削減をいかに進めるか、いかに「効率化するか」ということだけだ。その為に、患者の視点に立つと見せかける一種のポピュリズムと、勤務医の酷い労働環境までも医療費削減に利用しようとする詭弁とが、大手を振るっている。

医療費を削減し続けることが、国民のために必要なことなのか、医師が不足していないという大前提、医師の労働時間が、週にせいぜい50数時間であるとする「調査」は正しいのか、といったことを根本的に議論しないで、医療のあるべき姿は見えてこないのではないか。患者の視点とは一体何なのだろうか。後期高齢者医療制度という未曾有の制度の変化により、どのような医療の変動が起きるかを、官僚諸氏は考えていない。これまでの朝令暮改の繰り返しで、現場から失笑を買ってうやむやになるのとは質的に異なる。後期高齢者医療の財政面は、かなり前から議論されてきたが、医療の中身がまだまだはっきりしない。要するに、できるだけ金をかけない、終末期医療には積極的な医療を行わないということのようだ。果たして、それで良いのだろうか。患者の視点というのであれば、75歳以上の国民に分かりやすく説明し、是非を問うたら良いではないか。

金曜日がパブコメのデッドライン。パブコメが、医療人からの批判であると、あたかも自分の利益を守るための言辞であるかのように、マスコミは取り上げるのだろう。一方、この中医協の素案に賛成する一般人の意見があるとすると、世論が受け入れたと扱われるに違いない。空しい作業のような気もするが、一応、できるだけ根本の問題に目を向けた意見を送る積りでいる。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/812-e66f9096