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飯野奈津子解説委員の虚言 

昨夜、NHKの「時論公論」で、「診療報酬改定と医師不足」と題して、飯野奈津子解説委員が、話をしたらしい(私は、大体内容の予測ができたので、観なかった)。それを観た家人の話では、勤務医の酷い労働条件を改善するために、勤務医の診療報酬を厚くしなければならない、そのためには、開業医に痛みを分かち合ってもらわなければならない、といった議論だったようだ。

これは、経済財政諮問会議委員を兼ねる産経新聞論説委員の岩崎某の言うことと全く同じだ。言ってみれば、政府・官僚の代弁者である。

報道機関の「論説委員」が、これで良いのか。政府・官僚の議論を、根本から検証し、批判的に見ることが、彼等の仕事ではないのか。

開業医の再診料を710円から、540円に下げるというが、長期間の勉学と修練を経た熟練技術者である医師の技術の評価がこれで良いのか。また、この再診料引き下げで、実際のところ勤務医の窮状が改善するのか(勤務医の待遇改善に直接結びつく提言は何もなされていない)。さらに、官僚が行っている、医師の仕事・収入の評価が正当なものなのか。20歳代の勤務医の週当たり仕事時間が50数時間、50歳代の開業医は、30数時間しか労働していないという評価だ。また、開業医と勤務医の年収を直接比較する、国民の目をごまかす議論をしている。

問題は、幾つもある。それを根本的に議論しないで、開業医に痛みをとだけ訴えるのでは、まるで政府・官僚の広告塔だ。「社会の問題を、論じて説く」論説委員の肩書きが泣くではないか。

このお方は、数年前に、米国の医療制度を取り上げて、混合診療は患者の選択肢を広げる良い医療制度であると語っていたお方でもある。米国の医療の光の部分だけではなく、陰の部分をこそ語るべきなのではないか、と当時思ったものだった。

この診療報酬改訂に関わるパブコメの締め切りが、今日だ。それに合わせて、官僚が、彼女にこうした話をするように依頼したのだろうか。官僚もおかしければ、マスコミ人もこの有様だ。

コメント

泣けてきますね

日本のマスコミのお粗末さに…。

たぶん、これを見たほとんどの人が‘納得’しちゃうんでしょうね。
とにかく、日本人は今までが幸せすぎたのではないでしょうか。
だから、危機感もなければメディアリテラシーもない。
私の周りには、選挙に行かない人がうじゃうじゃいますし。
確かに、全ての問題を把握することは出来っこないけど。
でも、お笑い番組やドラマばかり見てるだけでいいんだろうか。
日本は三流以下の国に成り下がるような気がします。


医師への技術料、バカにしてますよね。
医師が診療技術を身につけるまでに、どれだけの時間と労力とお金を費やしたか考えてない。
プロへの敬意というものがまるで感じられない。

このお方、医療崩壊にも理解があるような評論を書いていて、日本医師会の新聞にも載ったことがありました。そこでも、医療崩壊に果たしているマスコミの役割を反省を込めて記す、という彼女からもっとも期待した言葉は、そこにありませんでした。

マスコミ人の底の浅さを見た気がしました。

やはりネットで知ったのですが、満州事変の開始前後でころっと態度を変えた新聞が、戦後に自己反省をしっかりしたことはないようです。あの進歩派といわれる朝日新聞でも、平均生涯収入が5億超という高収入業種であり、結局のところ、「体制」に組み込まれているのでしょう。NHKになると、それこそ国の方針の代弁者そのものですね。

そうなんですか

間違いは誰にでもありますが、反省をして欲しいんですよね。
マスコミにしても政治家にしても。
先生のお話から考えると、飯野氏などは、単に分からないフリをしてるんでしょう。

飯野奈津子解説委員の事

 「飯野奈津子解説委員の虚言」とされていますが、私は「飯野奈津子解説委員の真実」としか、理解出来ません。

Re: 飯野奈津子解説委員の事

>  「飯野奈津子解説委員の虚言」とされていますが、私は「飯野奈津子解説委員の真実」としか、理解出来ません。

コメントをありがとうございます。飯野氏の発言が、真実であるとおっしゃる根拠は、何でしょうか。あの診療報酬改訂で、勤務医の労働条件が実際に飛躍的に向上しましたか。事実をもってお示しください。

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