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第二次世界大戦末期の米軍による無差別爆撃 その指導者への叙勲 

先日、長崎の原爆投下の写真に、長崎近傍の街が同時に焼夷弾攻撃を受けた様子が映り込んでいたことが報じられている。広島・長崎への原爆投下は、無差別爆撃で国際法違反だが、東京大空襲を始めとする各地への米軍による焼夷弾攻撃も無差別攻撃である。敗戦直前の米軍による無差別爆撃により計51万人の人々が命を失った。この爆撃によって、日本が降伏するのを早めたという見方もあるが、果たしてそうだろうか。「国体」維持を目論む昭和天皇・軍部と、日本を徹底して破壊しつくそうとする米軍双方が、この悲劇をもたらしたのではなかったか。

その無差別攻撃を指揮した米軍軍人ルメイに対して、敗戦直後、参議院議員で元航空幕僚長源田実と小泉純也防衛庁長官(ともに当時)が、最高位の叙勲を行うように取り計らい、それが実現した。「わが国防衛力の拡充強化に関して、米軍の対日協力、援助に寄与した」というのがその理由だ。この無差別攻撃で日本国民が被った被害を想うと、反吐が出そうな主張である。

無差別爆撃が戦争終結を早めたという理由づけが、多少なりとも当たっている面はあったとしても、無差別爆撃という国際法犯罪行為の指揮を執った責任は帳消しにはならない。この時点から、政権与党政治家は、米軍を頂点とする「新たな国体」を祭り上げ始めたのだ。古い国体も外見上「民主化」の洗礼を受けたが、米軍により日本占領を実現するための制度として生き残った。

トランプ大統領という異形の指導者の下、日本は明確に属国扱いされ始めた。一方、安倍政権は、米国の言いなりだ。農産物輸入、有志連合参加で、その一部が明らかになりつつある。「新たな国体」は、日本をもう一度「新たな敗戦」に導く。

山中株式投資塾というブログに、この無差別爆撃とルメイ叙勲に関して詳細に記されている。

こちら。

コメント

ルメイはアマチュア無線をやっていましたね。軍人としての仕事ではあったのでしょうが、複雑な気分です。(T . T)

Re: タイトルなし

彼がアマチュア無線をやっていたとは知りませんでした。時代の限界、それに日本軍と戦闘を続けてきたことがあるのかもしれませんが、この無差別爆撃は、やはり戦争犯罪に相当すると思わざるを得ません。しかし、戦後10年ちょっとで、その彼に、わが国の最高位の叙勲を与える、その「新たな国体」構造を示す出来事に暗たんたる気持ちになります。それが、今の日本の政治状況に繋がっているのでしょう。

ルメイのコールサインはK3JUY/K4RFA。以下に記述があります。
http://www.arrl.org/files/file/Technology/pdf/McElroy.pdf

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