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敗戦の日に思い起こすべきこと 

昨日は、敗戦記念日。さまざまな集まり、発言それに記事・番組があった。

なかでもNHKが結構頑張っているように思えた。過去の出来事を取り上げることで、現在への問題意識を表現したいと、NHKの担当者は思っているのではないか、と善意に取っている。

だが、多くの記事・番組・発言は、やはり我々日本国民があの戦争で負わされた苦難についてのものだった。私自身もルメイ・無差別爆撃の記事の内容等はもっと語り継がねばいけないと感じた。

あの戦争で310万人が亡くなり、兵士の戦死者230万人中140万人は餓死・病死であった。「尊い犠牲の上にわが国の繁栄がある」「その英霊に感謝の誠をささげる」という表現で、そうした戦死者を思い返すことに、躊躇する。そうした表現は、彼らを死に追いやった「軍部と天皇制全体主義」を免罪し、そうした体制が再生することを肯定するように思えてならないのだ。戦死者の大半は、餓死・病死であった、すなわち彼らを戦場に向かわせた政府・軍部さらには天皇が彼らを死に追いやったのだ。あの戦争の戦死者を美化することなく、彼らの戦死の実態を語りつながなければならない。

もう一つ、わが国国民が被った被害を語り継ぐだけでは、不十分だ。中国・朝鮮・東南アジア・太平洋州の島々等で、日本人の犠牲者以上の数の方が戦争によって亡くなっている。隣人へ与えた苦痛を、同時に思い起こすことが必要なのだ。私たちが容易に忘れても、彼らはそれを忘れることはない。そこから出発しないと、新たな平和と共存の関係が気づけない。現在進行している日韓関係の軋轢の多くは、その歴史認識の差異に基づく。。下記の社説にある「侵略と植民地支配により、日本以外の国々に及ぼした加害の事実」こそ、この敗戦の日に思い起こすべきなのではないだろうか。

こちら。

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