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福島第一原発事故は終わらない 

台風19号で、福島第一原発の換気塔が倒壊するのではないかと心配していた。一応杞憂に終わったようだが、換気塔は放射能に酷く汚染されており、なおかつ腐食が進んでいる。倒壊すると、大きな放射能汚染を引き起こす。現在、換気塔の解体作業が進められているようだが、120mと高い構造であり、かつ放射能汚染が強いために、近づいて解体できぬため作業の進度は遅い。

また、除染土が川に流れだしたことも報じられていた。汚染土を収めたフレコンバッグは、1650万個ある。ビニールは紫外線により劣化し、やがて破損する。そして今回のように台風などの自然災害により、河川、海洋に流れ出す可能性がある。

さらに、放射性物質は山野に降り注いだままだ。この報告では、広葉樹林の腐葉土が保水することに伴い、放射性物質を人の生活環境から隔離してくれる可能性が示唆されている。山野を荒れたままにすること、ないし洪水等により、山野に保たれた放射性物質が、人の生活環境に流れ出し、さらに河川・海洋を汚染する。

以前秋田大学で教鞭をとっておられたという福留高明氏のfacebookへのポスト。今回の台風のような強風を伴う災害で、放射性物質が巻き上げられ、首都圏などに飛来している可能性が高いことを述べている。

昨日、私が所属しているエントロピー学会の放射性物質研究グループのメンバーから、「東京都八王子・神奈川県相模原などの観測点において放射線量が急上昇している」「そのレベルは3.11当日に匹敵する無視できない高さである」という報告を受けた。福島第一原発に蓄積しているものが台風の強い風で舞い上がったのか、あるいは新たな事故が起きたのか不明であるが、いずれにしても台風中心に向かって吹く北東風に乗って首都圏にもたらされたものであることは間違いない。

東電福島第一原発事故は、まったく終わっていない。来年、2週間の催しのために、3兆円を費やそうとしている。今からでも遅くはない。オリンピックを中止し、その予算で同事故の復旧・同地の人々の生活再建を行うべきだ。

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